二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.22 )
日時: 2012/05/09 20:48
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第十二話 -立ち話-



おじさんによる話だと・・・

この船場は急に現れたらしい
現代の物ではなく、人々はここを避けているらしい

お「俺は見たんだ・・・あの日・・・」
リ「あの日?」

          -一週間前-

お「・・・おぉ?」

その日は晴れだった
海辺に視線を移すと、ふと子供が目に入った

人気も少なく、黒い服を着ているため
目立つというものではない

その瞬間
子供は右手を挙げ・・・

   ザパァアアァァァアアン!!

お「な!?」

海の中から船・橋が出てきた
しぶきが1km離れたこちらにも飛んできて
服はすぐにずぶ濡れになった

??「・・・」
お「なんだ・・・!?」

こんな浅い海辺から
船と橋が出てくるなんておかしい
でも
確かに出てきたのだ

子供は船に乗り、その場を去っていった



沙「何か不気味・・・」
お「まぁ・・・大分前、ここに船場はあったらしいけどな」
全「え!?」
お「すぐに台風で無くなったが。そう言えば・・・前の船着場に似てるなぁ」

もしその昔の船場が
今ここにある物だとしたら?

でも・・・どうやって?

ア「あの・・・沙羅」
沙「?」
ア「初任務の時の事・・・覚えてます?」
沙「初任務・・・?・・・・・・あ」

''その街から、100年前・・・1000年前の物が続々出てくるらしくてね。今だ発見されてなかった物質まで''

コムイ室長が言ってた

沙「異常現象・・・」

おじさんが言っていた、''黒い服の子供''
共通してる
初任務で会った男の子と・・・
間違いない

沙「行こう!あの海の先へ」
お「船はここらへんはないぞ?どうやって—」
沙「イノセンス発動—」

桜の花びらをあつめ、一つの巨大の花びらにする

沙「乗って!」
お「おお!?なんかわかんないが・・・気を付けな!」
ア「はい!ありがとうございました」

おじさんが段々小さくなっていく
見えなくなるまで、おじさんは手を振り続けてくれた

リ「もしこの現象がイノセンスだったとしたら・・・その彼が適合者の可能性があるわね」
沙「うん。でも、顔覚えてないし・・・」

黒い服・黒い髪くらいしか覚えていない
名前も・・・全然・・・——


悠「ふぁああ・・・あ〜・・・船で一週間かかるとか・・・マジありえねぇ」

絶対筋肉痛だわ
しかもこの船古いしよぉ

海の中をさ迷っていた少女・・・いや、少年

L2「あの・・・どんなご用でしょうか、悠様・・・・あ!」

気付いた時は既に遅し
Lv2のアクマは破壊された

悠「その名前で呼ぶな・・・その名前で呼んでいいのは俺が許した奴だけだ」

赤の他人に
''悠''なんて呼ばれたくもねぇんだよ

他のL2のAKUMAは怯えている
破壊されるのを恐れて・・・・——

               悠が大量のAKUMAを連れる目的は—