二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- 皆様のご協力 ( No.224 )
日時: 2012/07/25 16:52
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第六十一話 -ありがとうございました-




悠「・・・月那と有栖?」
ル「この二人が解読してくれたよ」
悠「・・・誰だし。てかいつだよ」
ル「さっき」
悠「・・・」

意味わかんね
で、答えはなんなんだよ

ル「答えが...''おまえのなかまをころしてやる''」
悠・沙「!!」
ル「仲間・・・エクソシスト・・・黒の教団」
沙「・・・嫌な予感がする」
悠「俺も」


意外に直感当たるんだ
でもその直感を信じないから
何もかもはずれる

悠「・・・」

何でだろう
何かが来る
そう感じる
何かはわからない
でも何かが来るんだ

大きく目をとじたら
真っ暗な闇の世界だった
でも自分の姿はハッキリ見えて

遠くにいるひとりの少女も見えた

悠「キミハダレ?」

少女はベッドに寝ていて
呼吸器をつけていた
左眼に・・・包帯を巻いて

少女も眼を開けて
笑った

肬「わたしはゆう」
悠「オレモユウ」
肬「あなたはわたしの半分」
悠「オレノハンブン?」

そういって少女は
また眼を閉じてから
深い眠りについた

悠「・・・」

時間が止まっていた
汽車も
景色も
俺達以外全てが


止まっていた

悠「・・・何だこれ」
ル「さっきから止まってんだ」
沙「怖いよ・・・ねぇ・・・・・・」
悠「大丈夫。オレg—」
??「大丈夫。俺が絶対に守るから」
全「!?」

急に聞こえた
女の声
後ろを向くと
ひとりの女
俺と瓜二つで

左眼が真っ黒だ

ル「・・・・・・・・・・・・肬・・・?」
沙「え—?」
肬「久しぶり・・・三人様」
悠「・・・」

これが
黒井肬
黒井悠じゃなくて



悠「オマエの仕業か」
肬「ノアの仕業の方が正しいよ」
悠「・・・は?って・・・」

ルカまで止まってた
動いてるのは
俺と肬と沙羅だけ

肬「時を操るノア。あ、安心しな。ルカは耳の機能だけ動かしてる」
悠「・・・トリーブか」

このメモリーの移転は
単なる偶然なのか
それとも・・・

肬「ちょっと黙ってて悠。ボクは沙羅と話をしたいんだ」
沙「!!」

沙羅が身震いした
それは肬を恐れているのに等しい

とはいえ
俺は黙るしかないか

肬「君はボクとアイツ・・・どっちが本当の君のユウだと思う?」
沙「そ・・・それ・・・は・・・私は・・・・・・」

こっちを見る沙羅
でも俺は何も出来ない
自分でなんとかしろと
俺は視線を避けた

沙「・・・・・・・・・・・・」
肬「・・・わからないか。まぁ後で教えてあげるよ。じゃあ悠」
悠「ん」
肬「あの日の約束・・・破らせてもらう。沙羅を幸せにするのは」

あの日?

肬「このボクだ」