二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.233 )
日時: 2012/08/14 10:08
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)



悠「鈴木沙羅って...知ってるかい?」
メ「!!さ......ら...?」

 ...メイドがこわばった顔をした。

悠「知ってるのか」
メ「い...いえ何も!」
悠「言え」
メ「う...。...はい。まず王女様...悠様が生まれる前の事でございます」

 昔々、この城で。王妃は子供を授かったのです。子は一人でも二人でもなく...「三人」
 「産まれた時から髪が長い子は直に災いを呼ぶ」と、城の中の壁に血の色で書かれていました。
 その予言通り、産まれたときから髪の長い子は...沙羅と名付けました。しかし王は「災い」が怖くなり、世間には「双子」と公表したのです。
 王は知り合いに子をさずけ、沙羅を育てさせました。

悠「...三人?沙羅と...姉妹?...待て。ボクと沙羅と...もう一人は誰だ」
メ「え...そう言えば。うう、思い出せない。メイドたる者が...申し訳ありません」
悠「......ねぇ」
メ「はい?」
悠「その処刑とやら...ボクは見れるのか?」
メ「はい...見られるのですか?」
悠「ああ。出てくるよ」

 処刑台より上の方で、ボクは見る。下で見たかったけど、国民でいっぱいだからね。処刑人はちょうどボクの方をむいていた。ニコッと笑って、ボクの方をむいていた。

悠「...」
肬「沙羅の事は頼むよ」
??「口をつつしめ!」
肬「...ボクはボクを愛してる」

 城から矢が飛んで行き、彼女の左眼に刺さった。それと同時に、彼女の首は降りおろされた。