二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.234 )
日時: 2012/08/16 19:05
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第六十七話 -話の終わり-




メ「悠様・・・?」
悠「・・・え—」

 いつの間にか・・・涙が流れていた。国民や城の者・・・みんながアイツの死を悲しんでいる
 ただの他人なのに・・・なぜ?

悠「っ・・・」

 ボクはメイドに頼んで、処刑された女の頭をブラジルのある丘に埋めることにした。そこは・・・沙羅との思い出の場所で。
 既にそこには桜がサイテイタ。だからその隣にボクは彼を埋めた。すると・・・虹色の・・・桜がサイタ。
 そして・・・何故言ったのか、言った意味が理解できない。

悠「沙羅はボクが守る。だからユウは安心して」










肬「沙羅を守るのはボクだ。お前なんかに任せられない!!」
悠「・・・」
肬「沙羅はそこでみてて。ボクがコイツを倒すからね」
沙「・・・あ」

 ここは昔籠屋だった。沙羅は籠の中に入って、身動きが取れない。

悠「・・・姉妹で末っ子の取り合いか」
肬「良い話だろう?」

 コイツの頭はボクがうえた。なのに何故コイツは・・・生きている。

悠「死者がノアの力によって蘇るなんて物騒だね」
肬「・・・フン」
悠「水は光によって温かくなる。温水が出来るんだってさ」
肬「君のイノセンスは知ってるよ。水と光でしょ」
悠「・・・」

 何もかも知ってる君。攻撃してこようと、ボクはよけたり攻撃しない
 ・・・沙羅にとって大切な人だから。傷つけたくない
 ボクは後ろに倒されて、身動きが取れない

肬「あっさりと死んでくれるなんて・・・最初から言ってくれればよかったのに」
悠「・・・」

 ボクは信じてた
 君ならボクを選んでくれるって
 ピンチのとき、きっと助けてくれるって


 ボクの胸元にナイフが降りおろされて
 後2cmで刺されるところで
 君は現れた




 肬が左の方に突き飛ばされて・・・
 君がよく見える

沙「大丈夫・・・?悠」
悠「・・・遅いよ。マジで死ぬかと思った」

 君はボクを選んでくれる
 そんなの当然だろう

肬「なんで・・・なんでよ!本当の肬はボクなのに!」
沙「・・・違う。私のユウは悠だ」
肬「・・・は?」
沙「肬がいない間・・・色々な事があった。それで悠は言ってくれた」

        ''お前には俺がいる。俺にはお前がいる・・・。オレらは、ずっと一緒さ''

肬「そんなの・・・そんな・・・」
沙「悠は私の事を何度も命をかけて守ってくれた。過去は変わらない。・・・だから今度は私が助ける」
肬「やめてよ・・・来るなよ沙羅。助けてくれよトリーブ!」

 トリーブは出てこない、助けない。沙羅は鋭い桜で・・・アイツの首を切った。