二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.243 )
- 日時: 2012/08/22 15:09
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
第七十一話 -踊っていた役者-
扉については知っていた
そしてその名は、ティキから聞いていた
その名を幸結空間
この本の題は・・・幸結空間
一致するのはそれだけじゃない
名前・・・
それぞれの名前を裏返したら
ウユ→ユウ
ウユ→ユウ
ラサ→サラ
肬
悠
沙羅
ただの偶然なんかじゃない
作者の名前を探しても
どこにもない
悠「メイ、この本誰が書いたんだ?」
メ「ああ、預言者の方ですよ。よく当たるんですよね」
悠「・・・」
この物語の主人公
真中のウユでした
この文はなんだ
この物語の主人公?
でもオリキャラんところは主人公沙羅になってるぞ
何が言いたいんだ
この本は・・・
悠「連れてこい」
メ「はい?」
悠「その預言者・・・連れてこい」
メ「は・・・はい、わかりました・・・」
聞きたい
何なんだ
この物語って
幸結空間って
この世に
俺等に起こってることはなんだ
知りたい
教えて
僕等の事を
気づくと眠っていて
目の前にはメイの死体が転がっていた
その死体に座っていたのが
千年公
悠「せ・・・」
千「扉に行くつもりですカ?」
悠「・・・え」
千「行かないで下さイ」
悠「・・・なんでさ。僕はもうノアなんかじゃ・・・」
千「ワカリマセン。何故か・・・我輩ハ悠クンと一緒にいたイ」
意味わからない
悠「幸結空間はお前が書いたのかよ」
千「・・・」
悠「こうなるのわかってたのか」
千「・・・」
悠「全部お前の演説か」
千「・・・」
悠「今までの全部・・・お前の仕業かよ!!」
千「・・・・・・」
千年公は答えてくれなかった
答えて欲しかったのに
行って欲しかったのに
話したかったのに
何も言わない
悠「・・・沙羅・・・いかなきゃ」
扉に向かおうとしたら
腕をつかまれた
振り払おうとしても
離れないその大きな手
悠「どけ」
千「・・・」
悠「なんなんだよ」
千「・・・わかりましタ」
悠「は?」
千「扉の事は全部話まス。だから・・・まだ行かないで下さイ」
きっと
まだ居て欲しいんだ
自分の側に
それくらい
千年公の側にいたんだから
わかってるよ
悠「・・・わかった。だから教えろ」
沙「・・・ううん、朝?」
そのわりには
城中は静かだった
外にでて
足を踏み出すと
ポチャリと音がした
下を見ると
赤い水溜まり
沙「何これ・・・悠・・・?悠!!!!!!」
''産まれた時から髪が長い子は直に災いを呼ぶ''
嘘だ
私のせいで
みんなが・・・
殺された