二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.247 )
日時: 2012/08/27 13:51
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第七十四話 -アイツハ-




千「この城の者の目的は何だと思いますカ?」
悠「は?」
千「何年もこの城につくす理由ヲ」
悠「知るかよ」
千「この者達ハ、毎晩あなたの金庫から一枚づつお金をとっていましタ」
悠「そんなワケ・・・」

思えば
お金が減っている気はしていた
でも・・・まさか
メイ達が・・・そんな事

千「ありませんカ?」
悠「・・・」
千「悠クンの為に・・・片付けたかっタ」
悠「・・・ゴメンナ、やけになって」
千「いエ」

聞きたい

悠「千年公」
千「はイ?」
悠「アレンって、ネアなんだろ」
千「・・・鋭いんですネ」
悠「元ノアだしね。・・・ネアにコトズテ」
千「?」
悠「僕の大事な千年公殺したら、僕がお前を殺す」

千年公殺すなんて
できっこないとおうけど
アイツは
やりそうな気がする
それに、アレンの体つかってるんだし
まぁ
会ったことないけど・・・

悠「じゃあね千年公。速く消えないと、アレン達にやられるかもよ〜〜」
千「・・・元気でいて下さいネ。いずれ迎えに行きますかラ」
悠「楽しみに待っとくよ。「人間」としてのお迎えを」
千「デハ」

千年公は闇の中に消えていった
扉を開けると、アレン達がいた
話は聞いてなかったようでよかった

悠「・・・みんな死んだよ。全員、金のために城にいたんだ」

でも
たった一つ確信できる
メイは絶対
金のためにいたんじゃない

僕達子孫のために
尽くしてくれていたんだ

悠「行きたい場所がある。遠い遠い、扉の向こう。護衛くらいしてくれるよな、二人」
リ「もちろんよ」
ア「行き先は?」
悠「桜咲く、あの小さな山へ」

ブラジルまで一日くらいはかかる距離
いちおう電車にのって
北アメリカ大陸にむかう

悠「着いた・・・てか眠・・・。宿に泊まろうぜ、ソコの」

宿に止まって、リナリーと沙等
ボクとアレン
と、部屋に別れた

悠「アレンってさ」
ア「はい?」
悠「・・・いや、なんでもない。ありがと」
ア「いえ、そんな」

・・・ありがとう
アレン・ウォーカー




    朝になって、再出発

南アメリカ大陸を目指し
また電車で移動

悠「電車退屈過ぎて困るわ。話すことないし」
ア「トランプしませんか?」
沙「イカサマするからやだ〜」
ア「・・・」
悠「凹んだぜコイツ。リナリーの胸に飛び込んで泣け」
リ「コラ!」

リナリーに叩かれた
もちろん冗談なのにな
実はアレンに気があるくせに

ア「悠って、よく生首普通に持ち歩けますね」
悠「生首じゃない。肬だ。アイツは今も、俺と沙羅の心の中で生き続けてる」
全「・・・悠」

アイツは死なない
俺達が
アイツを忘れない限り