二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.254 )
- 日時: 2012/08/30 14:58
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
第七十八話 -生き方-
沙羅の緊張感は
ボクにまで伝わってきた
緊張の糸が切れないように
そっとマイクを握る
悠「行こうか」
沙「うん」
-君は僕に似ている-
君の姿は僕に似ている。
静かに泣いてるように胸に響く
何も知らない方が 幸せと言うけど
僕はきっと満足しないはずだから
うつろに横たわる夜でも
僕が選んだ今を生きたい それだけ
君の速さは僕に似ている
歯止めの効かなくなる 空が怖くなって
僕はいつまで頑張ればいいの?
二人なら終わらせることが出来る
どうしても楽じゃない道を選んでる
砂にまみれた靴を払うこともなく
こんな風にしか生きれない
笑ってうなずいてくれるだろう 君なら
君に僕から約束しよう
いつか僕に向かって走ってくる時は
君の視線を外さずにいよう
きっと誰より上手に受け止めるよ
君の姿は僕に似ている
同じ世界を見てる君がいる事で
最後に心無くす事もなく
僕を好きでいられる
僕は君に生かされてる
沙羅の歌声は綺麗で
何もかもが完璧だった
やっぱり凄い
沙羅の実力は、開花した
悠「おつかれ、みんな」
沙「どういう事?悠。いちいちこんなとこまで連れて来させて!!」
沙羅に耳を引っ張られ
必死で逃げようとするが
逃げられない
悠「イデデ・・・イテーって!!;;;頼むから・・・すいません!!」
沙「すいませんじゃないでしょ!」
悠「キャラ変わりすぎって・・・ちょ、まwwwwwwwwwwww」
沙「うるさいなー。笑ってんじゃん!」
悠「・・・とりま、よかったわ。元に戻ってくれて」
元々沙羅は
自己中で
強がりで
でも寂しがりやで
しばらくそんな一面見てなかった
だから
本当の
真の沙羅に再び出会えることが出来た
沙「・・・」
悠「イデ!!強くする・・・ちょおおまていやあああああああああああああ」
痛くても
楽しい
苦しくても
楽しい
それが僕等の生き方なんだ
悠「沙羅」
沙「うん?」
悠「運命って信じてる?」
沙「うん」
悠「は!?なんで・・・」
沙「悠達の妹として産まれてこれたこと。悠達が私を愛してくれたこと。これはかけがえのない運命だよ」
・・・照れくさいなぁ
悠「バーカバーカ」
沙「おい」
悠「イテーって!!!」
笑って
泣いて
苦しんで
それが僕等の歩み方
日が落ちて昇るのを繰り返し
扉に入ってきてから
何年経っただろうか
扉が開き
誰かが僕等のイキカタに入ってきた
悠「・・・久しぶり、千年公」