二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.26 )
- 日時: 2012/05/11 19:11
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
第十四話 -しだれ桜-
沙「アレン・・・こっちは・・・・・・」
そう言いかけた
でも
途中でやめた
アクマが出てきたから
L2「・・・ん?エクソシストだぁ!!」
全「イノセンス発動!」
アクマは一体じゃない
10体はいる・・・
沙「いくらなんでもキツすぎる・・・っ」
''やーめーろーぃ''
L2「!?」
アクマ達は、何かを感じ取った
自分たちの主、ノアの声を
沙「・・・?来ない・・・」
リ「どうしたのかしら」
''ソイツ等は殺すな。どっか行ってろ。お前等の役目は終わった''
L2「終わった・・・といいますと・・・?」
アクマは恐怖で震えていた
この先に何が起きるのか、想像出来るのだろう
ア「独り言・・・でしょうか?」
沙「アクマが独り言って・・・」
''桜の木を探すのが役目だ。もう見つかったし・・・自爆しろ''
L2「し・・・しk—」
''まぁいいや。もったいねぇ。・・・中国で人殺して来い''
L2「は・・・はい!」
アクマは返事をした後、すぐに全員空へと昇っていった
よほど怖かったのだろう
ア「なんだったんでしょう・・・」
沙「それより・・・逃げられたじゃん」
リ「アクマ達は・・・」
沙「それより。私が行きたかった場所、ここの上だから、行こ」
ア「あ、そうだったんですか?」
桜に聞くんだ
どうして最近、応えてくれないのか
サァアアアアッ・・・,,,,,,
緑が続くこの山。頂には、野原のような、草のない所がある
沙「う・・・そ・・・・・・・・・」
ガクッ
沙羅はその場で、崩れ落ちた
夕焼けに染まる太陽を見ながら
ア・リ「沙羅!?」
沙「桜が・・・ない・・・・・・っ」
確かにこの場所なのだ。桜がたっていたのは
なのに、前後左右見ても、どこにも木は見えない
どうして・・・?
沙「何があt—」
向こうに、人影が見えた
沙「・・・?誰・・・?」
??「・・・」
その人物には聞こえない。声が細く、弱々しく
そんな声は、風に揺られて葉がかすれ合う音よりも小さいのだ
その人は右手を差し出し、土へと向ける
??「2年前に斬られた、桜よ。今ここに戻れ・・・———」
沙「2年前・・・に・・・?」
その人物は確かに、2年前に斬られた桜
と言った
桜は、2年前にきられたのだ
ア「戻れって・・・どういう意味です?」
リ「!?沙羅!アレンくん!」
土から生え出す、桜の木
しだれ桜だ
普通のしだれ桜の何倍の大きさだろうか
マンションの6階分はあるはずだ
??「・・・?」
その人物も、ようやくこちらの存在に気付いた様子だった
沙「貴方は・・・一体・・・」
??「君も、この桜を見に来たのかい?」