二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.3 )
日時: 2012/04/14 19:58
名前: 快李 (ID: qTh1yy9a)

第一章    第一話 -エクソシストの少女-



       ガタンゴトン

              ガタンゴトン


汽車の中でため息をつく、黒髪の少女
窓からは、沢山の綺麗な桜が見えると裏腹に
車内には何処にも血。血。血。

     赤に染まっていた

ピンクに染まる外の風景
紅に染まる車内の風景・・・——

血は嫌いだ
何か・・・怖い

??「黒の教団か・・・」

黒の教団・・・協力者。
その人等に出会って、勝手に将来を決められた

??「エクソシスト・・・」

協力者曰く、エクソシストは沢山いるらしい
でも
あの人がいるとは限らない

   キキ———ッ

汽車が止まり、たった一人で降りる
車内の人を自分が殺った
そう思われない内に速く遠くへ

この人たちは
レベル2のアクマに殺された
そう言ったって
誰も信じやしない

''エクソシスト''
''インセンス''
''AKUMA''

これは教団関係者しか知らない
言ったって誰も・・・

駅の近くで、エクソシストの
リナリー
という人が迎えにきてくれるらしい

・・・近くってどこだろ

リ「あ。貴方が沙羅?」

振り返ると
青みがかって見える
長い黒髪をした人がいた

沙「・・・リナリーさん?」
リ「リナリーでいいわよwよかったわ間に合って」

その笑顔に偽りはなく
私を歓迎しているようだった
笑顔がとても可愛い.....

リ「案内するわ。こっちw」

ツインテール
そう結んでいる人は、あまり見たことがない
リナリーの後姿はなぜか
大きく・・・広く感じた

リ「ここが黒の教団よ」
沙「大きい・・・!!」

10階・・・いや数十階
一体どれくらいあるのだろうか
個室はそれぞれ狭いけど・・・

コ「科学班・室長コムイ・リーです!よく来てくれたね沙羅ちゃん」

白いコートとスリッパ・ベレー帽を着てる
リナリーが言うには、兄らしい
全然似てない

沙「あ・・・はい・・・」

テンション高い人はなんか・・
苦手なんだよね
絡みずらいというか?

コ「歓迎だよ沙羅ちゃん〜。いや〜来るの大変だったでしょ?」
沙「はあ・・・。車内でアクマと遭遇して・・・」
コ「えええ?!大丈夫だった?」
沙「はい。乗客は・・・・・・。」
コ「・・・そうかい。沙羅ちゃんが無事でよかったよ」

・・・
争いは嫌だ
人を傷つけてしまうから
アクマは'兵器'
でも・・・

争いには変わりない

コ「今からヘブくんの所に行ってもらうよ」
沙「ヘブ・・・くん?」

男の子?
くん付けしてるから・・・

何か機械のような物に乗り
どんどん下へ下へと降りていく
ついたのは、真っ暗な空間
光も・・・明かりも何もない

                  あの頃と同じ真っ暗な風景