二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.63 )
- 日時: 2012/05/28 18:16
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
第二十二話 -新たな出会い-
沙「コムイ・・・さん・・・・・・?」
少し横を見ると、コムイさんが椅子に腰をかけていた
いつもとは違う、穏やかな表情で
コ「起きたかい?アレンくんは散歩n—」
沙「は・・・?」
コ「?沙羅ちゃん?」
沙「悠は・・・?悠はどこ!?ねぇ・・・コムイ室長!!悠はどこ!?ねぇ!!」
コ「落ち着くんだ!沙羅ちゃん・・・沙羅ちゃん!!」
コムイ室長は、小さな私の肩を両手で抑えた
私も無意識に、コムイさんの肩を掴み、揺らしていた
沙「・・・ゴメンなさい」
コ「その悠って子は・・・一体何なんだい?」
沙「千年伯爵の・・・仲間・・・・?です」
コ「!!・・・その子は・・・''ノア''かい?」
沙「・・・わかりません。たぶんソレだと・・・。ノアって何ですか?私達と天敵って言ってたんですが」
コ「・・・そうだね」
今、ここで初めて。ノアという存在を
コムイ室長から教わった。そして、悠達の目的も
沙「嘘・・・悠はそんな事しない!!悠は・・・そんな事望んで何かない!!!」
コ「悠・・・彼は、ノアなんだね?」
沙「違う・・・違う違う違う!!悠はノアなんかじゃないもの!!悠は・・・・・・」
悠は・・・私の救いだった
悠は私の・・・
ザ———ッ
ザザザツ
ザ—————ー
カカカカ....かい・・・・ふクり・・・・・・ッ・・・・
ザ————ッ
悠「ふぅ・・・飯無しっつっても・・・買えばいい」
ポケットを探り回す。叩いたり、手を突っ込んだりの繰り返し
しかし、手の平にコインさえものることはなかった
悠「・・・貧乏じゃない。俺はけっしt・・・」
歩き続け、目に入ったのはスケッチブック。自分の手にある、スケッチブックに目を落とす
スケッチブックを開き、パラパラとページをめくるたび
いろんな人の笑顔が出てくる。最後まで、ぎっしりと書かれていた
悠「新しいの買わねーとな」
チリリリリン
店のドアを開けると、鈴が鳴る。と同時に、店員が必ず声を掛けてくる
店「いらっしゃいませ」
悠「・・・すいません。これくらいのスケッチブックありませんか」
店「少々お待ち下さい」
店員さんは駆け足で売り場に向かう
今、お金が無い俺にはピッタリのお店だった
この店員は丁度アクマだった。お金を払わず、逆に暴れてもらえる
店「オ持ちシマした、ノア様」
悠「はいよ。これで全部かぃ?」
店「ハイ。この2冊デす」
悠「おつかれ。じゃ・・・暴れろ」
店員はアクマの姿へと変わり
店を荒らしまくる。やがて街へ出て、人々を殺す
一目を避けるため、後はアクマにまかせ
俺はその場から離れた
悠「殺しは止まらねぇ。おもしr—」
??「悠?悠じゃないの?悠じゃん!!こんなトコで何してんの?」
悠「!?おま・・・」
目の前に現れたのは、背中の中央辺りの黒い髪を
首の後ろで結んだ少女だった。
悠「ル・・・・カ・・・・?」