二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.69 )
- 日時: 2012/05/28 20:15
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
第二十四話 -鍵-
ル「ああ、元帥の服だよ。それより、沙羅。外出よう」
沙「え?良いけど・・・どうしたの?」
ル「丁度さっき、悠がいたんだよ!!沙羅、悠と会ってないらしいじゃんw」
悠が・・・外に・・・・・・?
ル「待っとけって言っといたから、たぶん待ってると・・・コムイ?」
コムイ室長が、ルカの服の袖を掴んだ
コ「ルカちゃん。実は・・・——」
ル「!!悠が・・・ノア・・・?」
沙「・・・どうしよう・・・ルカァ・・・・私・・本当に・・・・・私・・・・」
ル「沙羅。涙を流すときは、嬉しい時だけなんだよ」
沙「・・・だって私・・・悠に・・・・・・」
会いたい・・・・会いたいよ・・・・・・・・・・
でも
私には何の力もないの・・・
ル「・・・会いに行こう。会いに行って・・・ちゃんと話そう」
沙「いや・・・ちゃんと記憶を取り戻してから・・・」
ル「え?記憶?記憶喪失になったの?」
沙「ううん・・・悠は・・・——」
ル「悠が脳の時間を?」
コムイ室長は、リナリーの部屋に足を急がせた
やがて部屋には、沙羅とルカだけとなった
ベットが一つしかない、狭い個室に・・・
沙「・・・お願い沙羅。私・・・・・どうすればいいのかわからない・・・」
ル「取りあえず・・・無駄なことをしない事だよ」
沙「え?」
ル「・・・悠は、ルカと離れてから変わったんだ」
沙「何が・・・?何が変わったの?」
ルカは、真剣な顔付きになった
私が重い話は嫌いだと知っているのにも関わらず
ル「全体だよ。性格や言葉使い・・・行動までも」
沙「どういう意味?」
ル「よくわからない。でも・・・アイツ、沙羅と離れてから・・・一緒にいたときより数十倍・・・いや
数百倍、沙羅の事心配するようになったんだよ」
沙「私の事を?」
ル「うん。まぁ・・・記憶を戻す手伝いはしないよ」
沙「え!?どうして!?」
ルカなら、手伝ってくれるんだと思った
なのに・・・なのに・・・・・・っ どうして・・・?
ル「アイツに思い出させてもらいな。私は悠みたいに優しく思い出させないよ」
沙「ちょっと待ってよ!どういう意味!?」
ル「アイツの願いは・・・意思は、昔と何にも変わってないって事だよ。アイツは常に・・・・・・・・・・」
ルカは、急に口を閉じた。部屋に沈黙が続く
沙羅も、ルカの次の言葉を待っている
ル「''沙羅を幸せにする''事だけしか思ってないんだよ」
沙「私を?何で?どうして・・・?」
ル「アイツに直接聞きなよ。うちは言わないよ〜(#^.^#)」
沙「・・・・・・イジワル」
ル「まぁ、頑張りな。アイツは本気だから」
ルカはそう言って、適合者探しに向かった
悠は、昔から何を考えているかわからない
何もかも秘密にして・・・
秘密?
ヒミ・・・・・・・・・・・ツ・・・・・・・・・・・・・?