二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.7 )
日時: 2012/04/16 22:21
名前: 快李 (ID: qTh1yy9a)

       第三話 -AKUMAさん。遊びましょ-



沙「・・・何で離れたんだろ」

あの桜の木から
何で離れたんだろう
どうして私は

          ここにイルノ?

・・・・・・・・・・————————

沙「・・・」

もう四年も待ってるのに
誰も来ない

くるのは
果てしない空を飛んでいく
鳥だけだ

緑深いここは
真実の森

なぜそう呼ばれているのかは
誰も知らない

     サアァァアアァァァァアアア・・・・ッ

ただ慰めてくれるのは
この森の頂にある、一本の桜の木
もう秋なのに
春夏秋冬・・・一年中枯れることなく
咲き乱れている

沙「教えて・・・桜。どうしてあの人は来ないの?」

桜なんてしゃべるワケない
そんなのわかってる
でも
誰かと・・・話したかった

??[ワタシには・・・わかりませんよ]

!!

どこからか声がした
上下左右前後見ても
誰もいない
この森にいるのは
私だけ

??[ワタシですよ]

やっと気付いた
この声の主は

            桜なのだと

沙「どうして・・・話せるの!?」

急いで桜から離れた
怖い
ただそれだけを思っていた

桜[怖がらないで。恐れないで。大丈夫]

その言葉を繰り返され続け
どんどん慣れてきた

沙「私が・・・適合者?じゃあ・・・あの人の事、覚えてるの!?」
桜[・・・・・・いいえ。ごめんなさい]
沙「そっか・・・」



      切ります:(;゛゜'ω゜'):