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　　　　　　　第二十五話　-選択肢-



悠「へぇ・・・ルカが元帥・・・ねぇ・・・・・・。」
L2「はい・・・。」
悠「ヤバいな・・・。俺のターゲット・・・沙羅とルカだ・・」
L2「?何かあるんですか?ノア様」
悠「いや・・・別に。ロードのトコ行ってくる」

俺も最近調子が悪い
めんたま痛くて仕方ねぇ。眼科行ったら騒ぎになるし
だけど
なんでだ・・・今までこんな事なかったのに・・・

??「ボク等を大事にしない罰だよぉ〜」
悠「大切にしてるっての・・・ん?ハ!?・・・・・・ロード・・・」

真横には、家の壁にすがっているロードがいた。ついでにレロもいやがる

レ「見つけたレロ、トリーブタマ」
悠「悠にしてくんない?」
ロ「起こるでしょぉ?」
悠「おこんねーよ。」
ロ「ねぇ・・・悠。もしターゲットがあの二人だったら・・・・・・殺る?」

いきなりの質問に、驚いた。ロードは、悲しんでいる。いや・・・心配している
俺が・・・裏切らないかどうかを

悠「状況による。今はそんなの気にしねぇょ。俺がそのカード引かなければいい話」
ロ「もしティッキーが引いたら?」
悠「・・・」

ロードなら、言わなくてもわかると思ったから黙った
答えは変わらない。俺には殺れない。あの二人なんて・・・・

どっちも大事で
どっちも大切・・・
だから迷ってしまう

どちらを取るか
どちらを見捨てるか・・・——

でも答えは決まってる
俺は迷わず・・・




　　　　　　　　　　　沙羅を選ぶ


ル「大変だこれは・・・」

悠と沙羅が敵同士・・・いやウチもだけども
もし悠が殺されそうになったら、沙羅は助ける筈だし
沙羅が殺されそうになったら、悠は助けるはずだし

どっちにしろ・・・どっちかはチーム・・・団体を裏切るハメになる


あああ〜〜どうしよう
でもなぁ・・・・・・・・・・・・ウチはどっちにつくんだ?
え?ウチはどっちも・・・。・・・ワカラない

ル「あ〜・・・頭痛いぃいい〜・・・・・・」

悠は・・・仲間なんてたぶんどうでもいいだろうな
アイツいつも・・・沙羅優先だったし

ホント・・・アイツ、沙羅と別れてから変わったよ。スッキリしてる・・・
でも沙羅は・・・

お前が歩んできた道を・・・逆方向に進んでると思うよ

助けられるのは悠だけだよ
速く気づけ・・・悠
沙羅の事を一番よく知っているのは
悠なんだから・・・

一度・・・悠が沙羅を命懸けで庇った時があった
あの時みたいに・・・必死にかばってあげなよ。悠
ウチは・・・ただ見守ることしかできないから