二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.79 )
日時: 2012/06/01 20:24
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第三十話 -感謝の気持ち-



ル「発信器付けといてよかった〜・・・。」

ルカは沙羅と別れるとき、服に発信器を付けておいた

ル「今沙羅はこっちに来てるし・・・まぁ、すぐ会えるかな」


悠「え?ラステル・・・?どこだよソコ」
沙「え・・・じゃあ、悠じゃなかったのかな?誰かいたんだよ」
悠「ふぅん。お前、デカくなったな」
沙「悠が伸びないだけだよ」

昔は、悠が沙羅を見下ろす方だった
しかし、今は沙羅の方が背丈が大きく、沙羅が見下ろす側となった

悠「・・・絶対、これからは一緒だから」
沙「うんw当たり前じゃんwww」

そんな時
ある人物達と、バッタリ会った

沙「リナ・・・リー・・・・・・?」
リ「!!沙羅!?後ろ!!」
悠「・・・」

悠は、ノアの姿をしていた。肌は黒く、常人とは思えない

リ「ノアっ・・・・!!」
沙「待ってリナリー!違うの!!この人は—」
悠「リナリー・リー・・・ロードのお人形だった奴か」
リ「!どうしてその名前を・・・やっぱりあなた・・・・・・」
悠「ソ。ノアだよ」
沙「悠!!」

悠はただ笑う。でも、争いは求めない
リナリーも、ただ様子を伺うだけ

リ「汽車が・・・。沙羅。今から元帥の護衛に行くの。一緒に来て?」
沙「・・・」

悠の方に視線を向ける
それでも悠は、こっちを向いてくれない
それは、''自分で決めろ''という合図だった

沙「リナリー・・・私ね」

一瞬、話すのを避けた
嫌われるのではないかと・・・。
でも
もう私は逃げない

沙「悠と一緒にいる。悠はノアであり・・・私の家族なんだ。だから・・・ゴメンッ!」
リ「どういう事・・・?沙羅・・・・沙羅!!」
悠「っつーワケ。ホラ・・・汽車が来るよ。行きなよ」

悠はリナリーを睨みつける
私はリナリーの顔を見れずに、ただ下を見ていた

リ「皆速く乗って!これ逃すと明日まで汽車ないんだから!」
悠「行こうぜ。仲間が来る」
沙「でも・・・」

最後に別れを言おうか迷った
でも・・・
やめた

私には、悠がいればいい
ゴメン・・・みんな


駅から離れ、南に足を進めた
その先に、元帥の服を着たルカがこっちに来ている

悠「ルカ?」
沙「ルカだ!ルカ———!!」
ル「いたいた。悠!沙羅!!」

ルカもこっちに気づき、走ってくる
3人は合流し、話し始めた

ル「・・・で?どうなの?」
悠「二人だけでこれからの時間を過ごす」
ル「へぇ〜」
沙「ルカ・・・もし私達がいなくなったら・・・質問攻めn—」
ル「大丈夫。そんな事でやられるようだったら、私もおしまいだよ。・・・何かあったらすぐ言ってね」

ルカは、優しく微笑んだ
おかげで、安心して時間を過ごせる

沙「ありがとう・・・ルカ」