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二次創作小説（紙ほか）※倉庫ログ
- Re: 少年陰陽師パラレル現代版★短編集 ( No.42 )
- 日時： 2012/04/29 18:51
- 名前： 羽月リリ ◆PaaSYgVvtw （ID: f7aWX8AY）
「………うう」
昌浩は現在、補習中である。
「あーあ、可哀想な昌浩君。本当なら彰子と一緒に帰りたいのになー」
物の怪が嫌みったらしく言う。
「ま、これも全て、頭が悪い自分のせい」
「黙れ」
昌浩が物の怪にだけ聞こえるような小さな声で言った。そうでないと、回りにいる生徒に怪しまれる。
「…なんだよー。昌浩ー」
「…——」
「ほい…っと」
物の怪が床から机の上までジャンプして、昌浩と向かい合わせになるように、腰かけた。
「…邪魔」
「酷ーい」
昌浩は、出来るだけ自然な動作で、物の怪を机の上から落とした。
「いったー！」
「………」
半眼で物の怪を見る。
「ん？なんだ？昌浩」
「…」
昌浩は何も答えず、補習に集中しようとした。
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