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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 東方×僕SS(凛々蝶達が幻想入り) ( No.3 )
- 日時: 2012/04/25 19:09
- 名前: 佐久埜 (ID: AUhWJrzr)
気付いたら、見知らぬ場所にいた。
どうやって来たのかわからない。覚えていない。
立ち上がろうとするが、体が言う事を聞かない。
フラフラしながらも歩くが、結局木にもたれかかってしまった。
ここは何処だろう。
近くの山か?
でも、こんな場所見た事ないし、来た事もない。
無意識に来てしまったのだろうか。
凛々蝶「…取り敢えず、家を探すか———」
?「そうはいきませんよ」
突然、前に現れた少女は、私を見下ろすように立っていた。
不思議な格好をしている少女だ。
頭には赤い山伏風の帽子をかぶっている。
コスプレだろうか…。
凛々蝶「…誰だ?」
文「私は清く正しい射命丸文です。以後、お見知りおきを」
文と名乗り、綺麗にお辞儀をする。
礼儀正しい人だ。
もしかしたら、帰る方法を知っているかもしれない。
凛々蝶「あの、聞きたいんだが———」
文「貴方は外来人ですね! 取材してもよろしいでしょうか!!」
凛々蝶「…」
話を遮られた…。
それにしても、外来人とはどういう意味だろうか。
…ここは現実世界ではないのか?
だとしたら…帰る方法は…。
文「名前をお伺いしてもよろしいでしょうか!!」
凛々蝶「…白鬼院、凛々蝶です」
文「写真を撮ってもよろしいでしょうか!!」
凛々蝶「…はい」
ああ、このままこの会話が続けば帰れないぞ!
早く聞かないと…。
…フラッシュが眩しい。
彼女は写真家だろうか。
文「…はい、有難うございました。お礼に」
文はカメラを元に戻すと、小さく微笑んだ。
文「ここで死んでもらいましょうか!!」
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