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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: いつまでも君を〜〜 銀魂 ( No.1 )
- 日時: 2012/10/25 14:38
- 名前: 音羽 (ID: JxRurJ5z)
第一話
「銀ちゃん、遊んでくるアル——」
「銀さん、買い出し行ってきますね。」
ガキ二人が出て行った後、何気なしに外へ出た銀時は、
よろず屋の階段で足を滑らせてしまった。
そしてそのまま気を失い……。
…………あれ。……ここ何処だ?
見慣れない天井に、白い布団。それから……
「あ、目が覚めたかい?」
女の、顔。
「そこに倒れてたんだよあんた。」
見知らぬ女は笑って、開け放された部屋から見える道路を指差した。
……俺って確か、よろず屋で……
「それより、あんた誰なんだい?えらく身なりの綺麗な行き倒れだねぇ。」
「あんたこそ名前は?」
「助けてやったって言うのに。ずいぶんないいようじゃないかい。まあいいか。あたしは時子。」
苦笑いしつつ律儀に答える女……時子。
「で?あんたは?」
「俺は…坂田銀時。」
「坂田?あたしと同じ苗字なんだね。」
微笑んでから、時子は不思議そうに問うた。
「で、あんたはなんであんなところに倒れてたんだい?」
「そりゃあこっちがしりてーよコノヤロー。ここ何処なんだ?」
「どこって……かぶき町に決まってるだろう?」
……え?
かぶき町って、こんなこぎれいな町だったっけか?
続く
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