二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: いつまでも君を〜〜  銀魂 ( No.5 )
日時: 2012/05/16 19:30
名前: 音羽 (ID: K1x1KGnt)

第五話


「え、なに。あんたのガキってあの子供?」
 庭先で銀也に向かって手を振っている子供を見ながら聞くと、
銀也はすごい形相でにらんだ。
「ちがうわぼけ。あいつはおれの教え子。」
「教え子?」

こそこそ話していると、その子供が上がってくる。
「先生、お客さん?」
無邪気に聞く子供にどこか懐かしい気配がしたのは・・・・・・気のせいだろう。

銀也はにっこり笑って言う。
「おう。ま、そんな賓客でもねえから、気軽に接してろ。しばらく家にいるんだと。」
「そうなんだー。よろしくねお兄さん。」


10,11歳くらいか。歯が何本か抜けているのか、すきっぱを見せながら、子供が笑った。

その顔はやっぱり懐かしい感じがして…。


そうこうしているうちに、家じゅうに夕飯の香りが漂って、
時子が呼びに来た。
「ご飯出来たから食べにおいで。竜も来るだろう?」
竜とよばれた子供は、時子に抱き着いて、一緒に奥へと消えて行った。

「・・・・竜の奴。羨ましいことしやがって」

隣で銀也がつぶやいた。

そして、夕飯。