二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: いつまでも君を〜〜  銀魂 ( No.6 )
日時: 2012/05/16 19:29
名前: 音羽 (ID: K1x1KGnt)

第六話



「えーとさ、お兄さんって何て名前なの?」
 夕飯時。そういったのはさっきの「竜」とよばれた子供。
「ん?ああ・・・そういうお前は?竜?」

 そう切り返すと、「竜」は頭をかきながら、
「あ、ぼく?ぼくは竜次郎。」


 ・・・・・竜次郎?
どっかで聞いた名前だな・・・・


「でお兄さんはー?」
「坂田銀時。」

 答えると、竜次郎は笑っていった。
「うわーー先生と同じ苗字なんだーーもしかして坂田さんって、先生の息子?」

するとそれまで黙って聞いていた銀也が竜次郎の頭に拳骨を落として、
「馬鹿野郎。おれにこんなでっかい息子がいてたまるか。」
まだ26だぞ?とぼやいた。
「あ、俺も26。」
「年も同じなの?じゃあ双子とか?何となく似てるし。」
「「オレは一人っ子だ!」」

見事に声がハモった。
ふと、小さな笑い声が聞こえて、見ると銀也の隣の時子が吹きだしていた。
「でもあんたたち、本当によく似ているねぇ。生き別れの兄弟かもよ?」

そんなわけあるか。だって俺の両親は・・・・
・・・・まあ、いいや。

そんな話をしながら、夕飯は終わり。
俺は、自分にあてがわれた部屋で、第三話に書いたような、信じられないものを見ることになる。