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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: いつまでも君を〜〜 銀魂 ( No.42 )
- 日時: 2012/08/26 21:34
- 名前: 音羽 (ID: CsX7ElZd)
第二十七話(後)
「・・・銀也」
死んだように眠る銀也を見つめて、時子がつぶやく。
ぽたりぽたりと涙が頬を伝って、銀也の手に落ちて。
しばらくたった。
「・・・なくなよ。とき」
「!」
「おれまだしんでないから・・・まだなくなよ」
「泣いてないよ。泣いてなんかないさ。何言ってんだい」
「・・・そいつはすまなかったな。なあ、おとき。ごめんな」
「謝らないで。あんたが気にすることじゃないよ。私があんたに支えられないと生きていけないとでも?」
「・・・ごめん」
「謝るんじゃないよ!もうやめて!謝るんなら、勝手に戦争行って勝手に怪我して勝手に寝てることに対して謝って!私が!私がどれだけ・・・」
・・・・・・・お願いだから、死なないで。
ちいさなちいさなつぶやきを、銀也はしっかりと耳に入れて。
でもそれには応えずに、ただ笑った。
それはそれは優しく。
「うん。わかってる。それでおときのためになればいいなっておもったんだけどな。ちょっとしくじっちまったみたいで」
「っ・・・・」
「なあ、おとき」
「・・・何だい?」
静かに目をつぶって、たいせつなたいせつな何かを守るように口を開く。
「すきだよ。いままでも、これからも、ずっと」
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