二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: いつまでも君を〜〜  銀魂 ( No.55 )
日時: 2012/10/01 19:34
名前: 音羽 (ID: HFhWf.MU)

第三十四話

葬式が終わり、参列者も家へと帰っていき。

式の時の重苦しい雰囲気と違う、物悲しい、ぽっかりと穴の開いたような家の中で。

時子は銀也の部屋へと入る。

銀也の部屋はしっかりと整えられていて、机の端にぽつんと、一通の手紙が置いてあった。

この間は気づかなかった手紙。

宛先は、坂田時子さま。

それだけ書いてある封筒を手に取り、時子は中の便せんに目を通した。





しばらくして。




声も上げずひっそりと、時子の頬を静かに涙が滑り落ちて行った。