二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: いつまでも君を〜〜  銀魂 ( No.59 )
日時: 2012/10/14 15:44
名前: 音羽 (ID: xRtiMmQO)

第三十七話


時子と竜次郎の世界で半年後。

そろそろ臨月が迫り、おなかも大きくなって。
竜次郎とその家族が毎日のように家へ通う日々がつづいた。

そして、幾日かが過ぎて、秋の香りの強くなった10月のある日。
朝から肌寒いその日に。

時子と、竜次郎と。そして腹の“銀時”の運命が大きく変わることになる。


「時子さん! 息を吸って! ゆっくりはいて! そう、上手だよ! 大丈夫! 頑張れ!」

竜次郎の母が懸命に声をかける。

たまのような汗を全身にかいている時子。

襖を挟んだむこうで、手を合わせる竜次郎。

いつもなら静かな坂田宅が、異様な緊張感に包まれていた。



そしていく時間か経って。


2つの泣き叫ぶ声が、響いた。