二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ハリポタ息子 アルバス・ポッターと真実の鏡 オリキャラ募集 ( No.10 )
日時: 2012/04/30 12:25
名前: 蒼聖 ◆9ccBFQYMG2 (ID: HKLnqVHP)
参照: ABC順がぐちゃぐちゃなのは気にしないで下さい←



アルバス達はその後、ハグリッドと共に船に乗りホグワーツに着いた。
そして広間の前の玄関ホールにたどり着く。
そこではマクゴナガル先生が居て、話をした後、アルバスたち一年生は列を作り、大広間へ入っていった。

大広間は、かなりザワザワしていた。
「どうしたんだろう?」
ライクがアルバスに尋ねる。
・・・・と、アルバスは目を細め、呟いた。
「・・・お父さんが、居る」

辺りから聞こえるざわつきで、
〝ハリー・ポッター校長〟
というものが聞き取れる。

「お父さんって・・・!君のパパだよね!?」
多分、という様に、アルバスは前に進みかけていた人たちの後を追った。

ホグワーツ魔法魔術学校の先生たちの席に近づくと——
闇の帝王、ヴォルデモートを倒した英雄・・・ハリー・ポッター、アルバスの父が居た。
それに、アルバスの母、ジニーまでも居る。
ハリーはにこりと微笑んだ。
「・・・お母さん」
知らなかった、とアルバスは心の中で呟く。
すると、マクゴナガル先生が言った。
「ABC順に名前を呼びます。呼ばれた人から前に出て、帽子を被りなさい。アボット・レイアン!」
背の低い男子が一人前に進んだ。
帽子が頭にふれ、10秒ほどたつと・・・
「ハッフルパフ!」
帽子が叫んだ。

「ア、アルバス・・・」
ライクがぼそっと言う。
「僕、ハッフルパフだったらどうしよう・・・」
するとそこにレイアーが入ってくる。
「スリザリンよりはましよ」
「・・・そうだね」
ライクが呟いた。
現在、スリザリンに一人、ハッフルパフ二人、レイブンクロー二人だけだ。グリフィンドールが一人も出ていない。

すると、次の人の名前が呼ばれた。
「グリフィンドール・カトレア!」
「・・・ゴドリック・グリフィンドールの子孫さん・・・」
「「え?」」
アルバスの呟きに対して、ライクとレイアーが聞き返す。
「なんだって?」
「彼女は、ゴドリック・グリフィンドールの直系の子孫だよ・・・知ってるよね?」
二人は目を丸くして首をぶんぶん横に振った。
「・・・『ホグワーツの歴史』、読んだら?」
アルバスが、昔のハーマイオニーそっくりの言い方をした。

「あ、じゃああの人はきっとグリフィンドールね」
「そうだろうな——「スリザリィィィンン!」
「ええぇ!!??」
彼女が、スリザリンのテーブルに向かってずんずん歩いていく。
『ホグワーツの歴史』を読んだ者や、ゴドリック・グリフィンドールを知っている皆は、ぽかんと口を開け、中には『えぇぇぇぇ!!!?』と叫ぶ者も居た。

そんな中、アルバス・ポッターは
「・・・そうだろうと思った」
彼女が、『グリフィンドールに入れないでくれ』と小声で呟くのを聞いていた。

そして、
「ウィーズリー・ライク!」
とライクが呼ばれ、ライクはギクシャクと前に出て行く。
その様子を見て——校長席からはよくその様子が見えた——ハリーは昔のロンを思い出してふっと笑った。
帽子がライクの頭に触れるなり、帽子が言った。
「まぁーたウィーズリーの子か・・・君の寮は決まっておる!グリフィンドール!」
(・・・ロンの時と同じこといってる・・・)
思い出すと、ハリーは笑が出てきそうで仕方なかった。

その後、レイアーもグリフィンドールに入り(「またか・・・君の寮もそうじゃ、グリフィンドール!」と帽子が叫んだ)、少ししてから——
「ポッター・アルバス!」
途端に、ザワついていたあたりが静かになった・・・

——ハリー・ポッターの息子。
——闇の帝王を倒した英雄の子供。
——校長の子供。
皆、思っていることは殆ど同じことだった。

だがアルバスは全く気にせず、前に進み出る。
帽子が頭に被さると、アルバスは目を閉じた。
すると、頭の中に声が響いてくる。
「〝(——ほう。ハリー・ポッターの息子かね?ふむ・・・勇気もある・・・だが知的に溢れている・・・勉強は得意なようだ・・・ふむ・・・レイブンクロー・・・いや)〟
『グリフィンドール!!』」
わあああぁっ、と色んな所から歓声や拍手が起きた。・・・スリザリンはまったくといっていいほど反応がなかったが(カトレアだけは思い切り拍手していた)。

その後、兄妹のリィール、クルーラ・トワイライトの組み分けがあり、組み分けはそれで終わった(リィール、クルーラ兄妹は二人ともグリフィンドールだった)。