二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 風の守護者とプリンと風紀、 / REBORN ( No.34 )
- 日時: 2012/05/21 20:47
- 名前: なゆ汰 ◆TJ9qoWuqvA (ID: 6vo2Rhi6)
.
標的12 / 此処から創めようか
「ということだから今日からこの小学校は恭弥くんが支配するから」
「イヤどういうこと!?」
並盛小学校1年1組の教室。黒板には「風紀」と書かれてある。これは恭弥くんを並盛中学校の風紀委員長にするための第一歩だ。つまり中学を統一するにはまず小学校からということである。6歳で小学校統一すれば余裕で中学もすぐに統一できる。これも恭弥くんを風紀委員長にし、私が風紀副委員長になるためさ!
しかし未来の風紀委員長である恭弥くんは夢の中だ。私はそれでもめげないよ!とりあえず私はこの小学校のルールを述べた。
「一、群れない。二、風紀を乱さない。三、恭弥くんに逆らわない。以上の事柄を破ったものはもれなく咬み殺されるのであしからず。ちなみにもう此の学校の校長と教師は全員、恭弥くんの配下にあるので助けを求めても意味ないからね!これも未来のためだから協力シクヨロー」
「理不尽!」
クラスメイトからキレのよいツッコミ。すばらすぃー。ところで何故小学一年生がこんな難しい言葉(「風紀」とか「配下」とか)理解しているかというと勿論私たちが(強制的に)覚えさせたからだ。当たり前。ここでは恭弥くんが秩序ですからね!とにかく校長も教師も(脅して)配下につけました。抵抗は反逆と見なして咬み殺す。すると、誰かが「あのー」とそろそろと手を上げた。
「何ですか田中くん。」
「ちがう。森下ね、おれの名前。いきなりだけどね、きょーやってだあれ?」
「……よし。(未来の)風紀委員会の名の元に咬み殺させていただきます。」
何たる不届き者。田中だか森下だか林下か知らないけど、恭弥くんを知らないだなんて。小学一年生でも許されるわけない。
腕まくりする私を目にして、森下はごくりと生唾を飲み込んだ。幼いながらもこれから起きるであろう事はわかるらしい。
「じゃ、死ね」
「ぎゃああああっ…!」
教室内に悲鳴が響いた。フハハ。薙刀クラブに入ってるから多少の戦闘ならできるのだ。そこらの一般人よりは強い。
ということで、私と恭弥くんは早速、この小学校を牛耳ることができるようになりました。
まさに恐怖政治というやつです。
.