二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【D.Gray-man】 —ゲームオーバー— ( No.2 )
日時: 2012/05/06 15:21
名前: ユーシェ (ID: DOGZrvXb)

「一瞬で終わるから、んまぁ目ぇ瞑ってろよー?」

言葉が届いてるかすら分からない状況で、彼はアクマに声をかけた。そして両手を前にかざすと、今度は簡単な呪文を唱えた。

「焔(ほのお)、開放!」

すると、手からみるみるうちに炎が生み出されていき、次第には業火となった。そしてその業火は大量の“火炎球”となってアクマに降り注いだ。

アクマはなす術もなく、呆気なく火炎球によって塵となっていく。


「っあー、ったく。イノセンスって発動する度に体力が意外と削られるんだよなぁ…」


そう言いながら、またサクサクと音をたてながら1人、雪の中を歩いていく。

最近こんな状況の連続らしく、いい加減レベル1のアクマにうんざりしていた頃だった。
そんな彼の行き先はただ1つ。

「エクソシストとして誘われたのはいいけどさぁ……



 本部はどこっつーんだよォォォォォォォォ!!!!」



黒の教団本部を目指し、いまだに彷徨っていた。