二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.53 )
日時: 2012/08/02 11:28
名前: 有栖 (ID: Pib.PIUG)

第4話 コムリンの暴走

「お〜い、アレーン。イノセンスは、どうなったぁ?」
「神田…。それでも僕は、誰かを救えるような破壊者になりたいです。」
アレンが、優と反対側の方向を向いて言った。
アレンの腕の中には、ララがぐったりと倒れている。
「………あ、イノセンス無事に回収しましたよ」
なんか、アレン。こいつの扱い方に慣れてきてないか?
「そうかそうか。じゃ、教団に戻ろうぜ」
「はい」


それから数時間後、黒の教団へ到着。
だが…。
地下から階段を上ろうとした瞬間に姉ちゃんが落ちてくるのを見る。
「リ、リナリー!?どうしたんですか?」
その後に、リーバー班長がやって来て、その後になんだかごっついロボが走って来る。
しかも、変な帽子くっつけてるし。これってもしかして、兄ちゃんの発明品…。
「え゛ぇえ゛」
「な、何アレ?何アレ?」
「たぶん、兄ちゃんの…コムイの発明品だと思う」
「リナリー・リー、スマイル・リー、アレン・ウォーカー、ライル・メアルス。エクソシスト4名発見」
「え?何々?コムイ、また新しい発明品作ったの?こりない奴だね。アレン、スマイル。一旦逃げるぞ。ここだとせまくて仕方ねぇ。」
とりあえず、ここから走って逃げて広場へとたどり着く。
すると真ん中から化学班の皆様が登ってきてラボにのせようと必死になるが、んな距離ジャンプしていける距離じゃない。
「リーバーさん、これどうなってるんですか」
「あれはだな、コムイ室長が造った万能ロボ“コムリン”っていって…暴走しちまったんだ。」
「何で!?」
アレンがそういうとリーバ班長が話し始める。
どうやら、兄ちゃんのもう一人の僕ってことで造ったらしいが、コーヒーを飲んでしまい暴走。
兄ちゃんの発明品は、ロクなことがない。
「・・・ということだ。悪いな。こんな理由で。」
「別に、リーバーが悪い訳じゃねぇだろ。逆に俺は、楽しいぜ。コムイの造る発明品は、食べ応えがある。」
「ライル…お前。本当に好きだな。」
その瞬間、後ろからコムリンが現れ僕達を捕まえようとする。
それに逃げ回っていると、化学班の皆が大砲を用意していたみたいでコムリンに向けて発射しようとするが、
操作を間違えたのか予想外の場所へ弾を打つ。
たぶん、兄ちゃんが邪魔をしたものだと思われる。
「コムリン…」
兄ちゃんが、大砲の先へ出てきて呼びかける。
そうだよ、元からこいつが支持すれば止まったんじゃないか?
「アレンくんの対アクマ武器が損傷してるんだって。治してあげなさい」
「「え゛」」
「損傷…。優先順位設定!アレン・ウォーカー重傷ニヨリ、最優先に処置スベシ!!」
すぐに、変な箱みたいな所から触手が現れてアレンを引きずり箱の中に入れようとする。
そこから小さなロボが手術したがっているように顔をのぞかせていた。
あれは、危ない。
アレンが、イノセンスを発動させ攻撃しようとこころみるが兄ちゃんに邪魔されて発動がとまる。
「イノセンス、発動! ローズエンディ」
茎をアレンに絡ませ箱に入れないようと努力するがコムリンの方が強すぎて茎ごと箱の中へ。
「アレン!!」
「アレン・ウォーカー収集完了しました」
次にコムリンが姉ちゃんに狙いを定める。くそ、なんとかしなければ。