二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.62 )
- 日時: 2012/08/12 10:21
- 名前: 有栖 (ID: Pib.PIUG)
スマイルside
只今僕は、任務先のドイツにいる。
どうやら巻き戻る街があるらしく、その街に来ている。
アレンとともに行動していたのだが、
途中でアレンの左目が反応し現在に至る。
「こんばんはアクマ」
アレンがイノセンスを発動しアクマを破壊するのと同時にアクマに捕まっていた女性が逃げる。
「あ!逃げたっ!!」
「スマイルはあの女性を追って下さい!」
「言われなくても分かってる!!」
なぜか喜びながら泣いているようにみえるその女性を追いかけるが、
なかなか追いつけない。
こいつ、速いっっ!!
「ちょっと待って!!」
でも結局追いつけず逃してしまった。
「ハァ、ハァ…何で逃げるの…。」
見失ってしまったので一旦集合場所へ戻ることに。
どこからか12時の鐘が鳴り、何か違和感を感じてから朝になる。
「なんだ…?今、強いイノセンスの反応…。」
集合場所のカフェに来ると、姉ちゃんとアレンはもうすでに集まっている。
「あ、スマイル!あの女性の方は…」
「逃げられた」
「どうして逃がしちゃうの!」
「だって、あの女性かなり速かったんだもの」
そういってとりあえずアレンの隣の席に座る。
「そうなんですよ!スゴク速かったんですっでもホラ似顔絵!こんな顔でしたよ」
「似顔絵…?」
「あれ…?」
アレンの似顔絵をチラっと見てみると確かに変だった。
まぁ特徴はつかめてるんだけど…。
アレンから紙を奪ってそれに書きたす。
わりとマシになったかな。
「そう、こんな人でした!」
改めて自分の絵が変だと自覚したらしい。
「でもこんなことなら二手に分かれずに一緒に調査すればよかったね。昨夜対峙したアクマ…確かにその人に“イノセンス”って言ったの?」
「はい」
「あ、言ってた!僕も聞いたよ!」
はっきりとその言葉が聞こえた。
「道に迷って路地に入り込んだら偶然見つけて…運が良かったです。たぶん今回の確信の人物だと思いますよ」
あの時、迷ってたんだな。
「今度、2人で一緒に調査させるのやめとこう…。」
「リナリーの方はどうでしたか?」
「んー…コムイ兄さんの推測はアタリみたい。アレンくんとこの街に入った後すぐ城門にひき返して街の外に出ようとしたんだけどどうゆうワケか気付くと街の中に戻ってしまうの」
へぇ。じゃあやっぱり…。
この奇怪現象を解かなければ戻れないって事か。
「あ、それじゃやっぱり…」
「私達、この街から出られないってこと。イノセンスの奇怪現象を解かない限りね。」
まぁ、どっちにしろ奇怪現象解かなくちゃ教団戻れないしな。