ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

第五夜 つまんないと楽しみ


ドドドドッッ!!
「リナリ〜！お兄ちゃんに黙って結婚なんてひどいよ〜!!」
コムイが疾風のごとく走ってきた。
それに半分泣いている。
そのあとは…
コムイがリナリー結婚の嘘に気付き、逃走を謀る。
リーバーがそれを阻止。
リーバーの暴行でコムイを気絶させ、研究室へ連行。それを私は笑いながら見ている。
一気に楽しいことがなくなった。
「あ、雫ー！」
顔を上げるとジョニーがいた。
「ヤッホー、ジョニー。」
ジョニーが恐怖を持った顔をしていたので、「どうしたの？」と聞くと…彼は一言言った。
「婦長が探してたよ。」
雫はニコニコしながら、
「ありがとう。」
あ、と何かを思い出したのか、雫は聞いた。
「アレンっている？」
目を輝かせながら聞くが「あー神田と任務に行ったよ。」と言うので…ちょっぴりつまんないと思った。
そんな顔をしていた私を気遣ったのか、ジョニーは「あいつが帰って来たら、雫におもしろい話をしてやってくれと言っとくよ。」と聞いたら、雫のつまんないという感情の入った顔は消え、笑顔になっていた。
とっても、嬉しそうに…。