二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man 〜刹那の光〜 ( No.63 )
- 日時: 2013/01/28 16:58
- 名前: ブルー (ID: LI/icqd3)
第二十七夜 弔いの絵
バルセロナの聖戦が終わり、私と神田、マリは、南へ向かった。
生き残ったAKUMAが南へ向かったらしい。
しばらくすると、前に絵を描いている男性がいた。
「元帥!」
神田が呼ぶと・・・
「ん?あれっ!久しぶりりーん!」
この絵を描いている男性が、フロワ・ティエドール元帥だ。
そして、私たちは、デイシャが死んだことを師匠に伝えた。
「ウッ・・・ウッ、ウッ。そうか、デイシャが死んでしまったか、悲しいことだ、よく、隣人ノ鐘で私のメガネを割って、いたずらをしていたあの子がな・・・。とってもいい子だったのに・・・。」
「遺体は、今日、本部へ輸送されるはずです。」
「隣人ノ鐘も奪われていました。」
「師匠、一度、我々と本部にご帰還を・・・。」
すると、師匠は、別のことを言った。
「確か、デイシャの故郷は、ボドルムだったかな・・・?」
行き成りの問いにマリは、「え・・あ、はい。」
「美しい、エーゲ海の街だ・・・。」
私たち三人は、顔を見合わせた。
「元帥、敵は、アンタとアンタの所持しているイノセンスを狙っているんです!」
師匠は神田の発言を無視し・・・
「私の記憶の映像だから、少し違うかもしれないが・・・デイシャ、絵で申し訳ないが・・・君の故郷を送ってやろう・・・どうか、心安らかに・・・。」
そういって、師匠は、マッチに火をつけ、描いた絵を燃やした。
「私は帰らん・・・、今は、戦争中なんだ、私は元帥の任務を真っ当する。それに・・・新しいエクソシストを探さないと・・・、神が私たちを見捨てなければ・・・また、新しい使徒を送り込んでくださるだろう。」
神田は、心の中で・・・(そう言うと、思ったぜ。)
マリの同意見のように、(そうだな)
私も二人と同じように(そうだね。師匠らしいよ。)
と言った。
「「「お供します、ティエドール元帥」」」
その言葉に、師匠は微笑んだ。
「!?」
「「「雫!」」」
私は、行き成り、地面に座り込んで血を吐いた。
「戦闘で体に影響が今来たかもしれんな・・・。」
マリは、そういって、私のことを抱えてくれた。
「ありがとう、マリ。」
神田が一言・・・
「おまえ・・・よく、ここまで持ったな。」
雫は、神田に「別に、死んでも良かったけどさ。」と笑った。
すると、師匠は、私の頭を撫でて、「雫、あんまり、そういうことを言うな。」と言われた。
(目・・・怒ってる。)
そして、再び、私たちは、バルセロナに戻ると其処には、アレンとリナリーの姿があった。
「やぁ、君たち。もうすぐ夜が明けるね・・・。」
「あ、ティエドール元帥・・・。」
その後、師匠、アレン、リナリーは、話していた。
その間、私は少し横になった。
「あの、ティエドール元帥、雫は・・・?」
リナリーが聞くと・・・
「戦闘後に体に影響が来てね・・・。」
神田が呟いた。
「無理しやがって・・・。」
雫は、その言葉に反応し、言い返した。
「神田、私は、全然平気だよ・・・ゲホッ、ゲホッ。」
神田は、呆れて「ダメじゃねぇか・・・。」と言う。
「コラ、神田、雫、喧嘩は辞めろ。」
マリに注意されると・・・
「だって・・・。」
「雫、今は、体を休めなさい・・・。」
師匠にも言われたので、私は、「はーい・・・。」
言った。
その後、私たちは、アレンたちが東へクロス元帥を探しに行った。
「我々も行こうか・・・。」
「「「はい・・・。」」」
休んだおかげで少しだけ体力が回復した。
そして、バルセロナから旅立った。