二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂×薄桜鬼〜世界を繋ぐ桜〜参照100超え感謝! ( No.15 )
- 日時: 2012/06/14 18:05
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
4訓 路地は道に迷うためにあるようなもんだ
うわー、まだ追いかけて来るよ。しつこいなぁもう!!
新「こうなったら、戦うしかないですよ!!」
藍「おいおい少年、こんな市中で大乱闘!?モンハンかこのヤロ—?」
逃げてる内に、ここは町であることが分かった。何か色々お店とか
あるし、『旅籠』なんて提灯も見える。
藍「旅籠、って古!ふつうは、ホテルでしょ!!」
新「いい加減、ここが知らない世界だってこと、自覚してよ!僕達、
トリップ、したんだってばァァァァ!!」
こんなに古そうなら、ある程度予想はつく。たぶんここは
藍「たぶん…さ、『流浪に○心』の世界、じゃない?世界観も同じ、
ぽいし。」
新「あ、そう、かも知れません、ね!!あり…得ます。」
会話が聞き取りづらいのはご勘弁を、なにしろ…
?「血を寄越せェェ!!」
今私達、銀魂逃走中ですからァァァァ!!!!
もう何回路地を曲がったか覚えていない。とりあえず逃げるために
手段は選ばない!
新「うっそォォォマジでかァァァァ!!?」
新八君が叫んで急ブレーキをかけて止まる。目の前には
藍「新八君、何これ?」
新「………壁ですね。」
うん、壁。右は…壁。左は……10メートル程先、壁。後ろは…
?「血、血を寄越せぇェェ!!」
藍「おいィィ何だこの状況!?何この壁地獄!?どんなに運のない
ヒロインでも此処までいかねーよ前代未聞の事態ィィィ!!」
新「馬鹿だァァあんなに路地入んなければよかったァァァァ!!」
後悔先に立たず。路地なんて迷うためにあるようなもんだ。これは
仕方ない。
藍「少年よ、いつまでも過去にとらわれず…」
新「そもそも路地で巻こうっつったのアンタでしょォがァァ!!!」
藍「原因追求は置いといて、やるよ!!」
こうなったら戦闘しかなさそうだ。私は太刀を抜き、持っていた
小太刀を新八君に手渡す。彼は震えながらも受け取る。
藍「…攘夷志士を舐めんじゃないわよ。」
私達は静かに鞘を外した。