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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂×薄桜鬼〜世界を繋ぐ桜〜参照100超え感謝! ( No.19 )
- 日時: 2012/07/21 16:19
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
6訓 備えあれば憂いなし、って本当かもよ?
だんだん意識が戻って来る。私は眠気の中で薄く
目を開けた。
藍「ん…何ここ?」
なんか私の部屋…真選組の屯所とそっくりなんだ
けどさ、どゆこと?
藍「つか、縛ったまま寝かせるって…どぉよ?」
私の体は後ろ手に縛られている。しかも服を着た
まま布団にいれられていて、正直暑い。
藍「よい、しょ。…っと!」
何とか布団から這い出して、畳の上に転がる。
冷えていて気分がいい。
藍「取られて…ない!やったァ」
縛られた状態で、腕をとにかくブンブン振る。
やがて袖口から転がり落ちてきたのは、柄が水色の
小刀だ。ペーパーナイフといってもいい。
藍「ここと、ここ……切れた!?」
四苦八苦しながら、私は腕の縄を切り取った。
初めてだったけど、上手くいったみたい。
藍「あー、終わった。袖に隠し持っといてホント
良かったよ。」
上着を脱いで畳に横になる。私の服は真選組の
隊服なんだけど、形が私個人用に作られたもの。
でも上着の下はワイシャツだから、畳がひんやり
して気持ちいい。
藍「はぁ、武器取られたちゃったし。やる事ない」
誰かを忘れてる気がするんだけど。読者の皆さん、
分かりますか?
藍「……この屋敷、探検しよーかな?」
静かに出歩けば罰は当たらないと思う。え?私は
捕虜の身?ンな事気にすんなって!
静か〜に障子をあけて、外へ出る。どうやら時間は
明け方の様で、空は水色なのに星が瞬いている。
腕時計は電波式だけど、針が砕け散っていた。
『20分(位)経過』
藍「やべぇ………迷った。」
この屋敷…どこかで見た事あると思ったんだ。
分かったんだよ。ここは京都の…西本願寺。
偉大な建造物……そして……—————
———……無駄にひれぇェェェェエ!!!!!
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