二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第二十二話 ( No.53 )
- 日時: 2012/08/14 20:12
- 名前: 時橋 翔也 (ID: NihAc8QE)
「凄いなー、もう着られる」
温泉から上がった天馬は、洗濯していたジャージを着た
乾いた天馬の髪はちゃんとチョココロネに戻っている
「その髪ホントどうなってんだよ」
髪を束ねながら剣城は言った ジャージは洗濯してあるのできれいだ
天馬達は温泉の休憩所にいた 由紗美が戻って来ると、ロゴはコーヒー牛乳を持ってきてくれた
「…これからどうしようか」
ロゴは言った
「多分 また希緒莉が来たら、僕達は殺される」
「…貴方は希緒莉さんに会いたいんじゃないんですか?」
天馬は言った
「…会いたいさ、けど、皆を危険にさらす訳には…」
「俺、わかりますよ、希緒莉さんの居場所」
視線が天馬に集まる
「本当か?」
「<インデックス>は探知能力に長けているんで」
「………」
なんだ…?
違和感がある
剣城は思った
『<インデックス>どういう事?勝手に出てきて』
表に出ている<インデックス>に対して天馬は訪ねた
「ちょっとこの身体借りるよ、天馬」
『…すぐ返してね』
天馬は言った
——————
…天馬くんどこいったのかな
木枯らし荘の管理人 秋は思った
もう二日も帰ってきてない 事故にでもあったのかな
そう思うと、不安になる
「…すいません、天馬くん見ましたか?」
買い物へ来ていた秋は、常連の八百屋の男に聞いた
「天馬くん?見てないな…秋さんニュース見た?」
ニュース?
「雷門中のサッカー部員たちが、大ケガして病院に運ばれたってニュースでやってたよ」
…え?
一瞬、秋は頭が真っ白になった
買い物を済ませると、秋は稲妻総合病院に向かった
天馬もいるのか?でもそれなら自分に連絡が来るはずだ
向かっていた時だった
「あ…」
町の歩道に 天馬が友達と歩いていた
「天馬くん!」
すぐに秋は後を追いかけた
——————
「…あ、影山」
稲妻総合病院の廊下を歩いていると、風丸は影山に会った
そういえば入院中だったな
「風丸さん…」
影山は言った
「どこへ行くんだ?」
「霧野先輩の所です」
霧野の所?
「霧野もいるのか?」
風丸は訪ねる
「はい、昨日運ばれて来たんです」
「………」
霧野も入院したのか
「…影山、俺もいっていいか?」
「いいですよ」
影山は言った
「…さっき円堂を見てきたんだ」
「どうでした?」
「まだ目覚めてなかった、手術には成功したけど、危ない状態だって」
風丸は悲しそうに言った
霧野は目覚めたかな?
そう思いながら二人は霧野の病室に入った
「…あれ霧野?」
だがそこには、グシャグシャのベットがあるだけで 霧野はいなかった