二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ワンピ×ダン戦】-王子嫌いな円卓の騎士 ( No.57 )
日時: 2012/06/21 18:02
名前: 勇騎那 (ID: Y3Tx/RoT)

「バンさん!!」

失意のバンのもとへ探していたヒロがランとハルを連れて駆けてきた。

「ヒロ!!ラン!!ハル!!」
「無事だったのね!!」
「会えなかったらどうしようかと思ったよ!!」

ヒロ、ラン、ハルはバンを見てひとまず安心した。

「みんな、会えたのはうれしいけど話があるんだ」
「何ですか?」

バンは先ほどのことを3人に話した。

「え!?」

ヒロは傷つき、驚き、

「なにそれ!!いくらなんでも薄情過ぎない!?」

ハルは憤慨し、

「忘れたって言うなら、その体に叩き込んでやるよ!!!」

ランは戦闘準備をそそくさと始めてしまう始末。

「それに、ゴドリックとフォークスと一緒にいた男がいたんだ」
「ゴドリックさんとフォークスさんの仲間でしょうか?」
「恐らく。そいつが政府とか、海賊とかわからないことを言ってた」
「「「海賊?」」」

皆、同時に首をかしげた。

「まさかとは思うが、ここは異世界なんじゃないか」


——————————

路地裏、オニキスの髪をオールバックにした妖艶な美女が自身の能力で壁に耳と目を咲かせ、バンたちの会話を聞いていた。

「あの子たち、見たことないものを持ってるわね。小型のロボットかしら?」
「「「ロボットですと!?」」」
「「そこに反応せんでいい!!」」

ルフィ、ウソップ、チョッパーのバカ三人は"ロボット"という単語に人間の目はここまで光るものなのかと言うほどにおめめをキラーンと輝かせた。
それにナミとゾロが一喝!

「まさかとは思うけど、あの子たちは違う世界から飛ばされてきたんじゃないかしら?"新世界"にあんなものはないし……」
「そう考えるのが場合によっては妥当かもしれませんね。"新世界"は何が起こるかわかったものではありませんから」

死んで骨だけのブルックが言うと、妙に説得力がある。

「よし決めた!!あいつら仲間にしよう!!」
「「「「「「ちょっと待て!!!」」」」」」

我らが麦わらの船長のお約束のあれが発動して、ロビンとブルック以外が突っ込んだ。

「ルフィ!!お前よく考えて言ってんのか!?正体も分からねェやつらを船に乗せるつもり気かよ!!?」

ウソップが怒りつつの半泣きでルフィの胸ぐらをつかみ、グラグラ揺らした。

「いいよ。あいつら、悪ィ奴らじゃなさそうだし」
「「「「「「はァ〜……」」」」」」

もうこれはあきらめるしかねぇな、船長のゆかいな仲間たちはがっくり肩を落としたそうです。