二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒子のバスケ〜天才少女〜 ( No.11 )
- 日時: 2012/06/10 22:37
- 名前: ハルはる (ID: tMPenRNj)
本編に戻るよ^^
第3Q 『本領発揮といきますか』
「黄瀬君〜!1on1しよーよ」
「あ〜・・・いいっスよ。」
「・・・なにその言い方・・・黄瀬君が最初に言い出したんでしょ?」
「細かいことは気にしちゃいけないっス。じゃあ、俺が先にディフェンスやるっス」
「・・・サンキュ〜。体も温まってきたし、そろそろ本領発揮といきますか」
ダムダム・・・とドリブルをする。
練習で、大体の黄瀬君のプレースタイルは分かった。模範(コピー)っていうのは厄介だけど、あたしのはコピーする必要もないレイアップかコピー出来ない3Pかだもんなぁ・・・問題ないか。
「黄瀬君のプレースタイルはあたしには通用しないよ?」
「は?」
「・・・まぁ見たほうが早いかなっ!」
赤司君とやったときより動きやすい格好だし、練習のおかげで体もいい具合に温まってる。
一気に黄瀬君を抜いてゴールへ走った。
あたしには追いつけない。
あたしは負けないっ!
「っっとぉ、あ〜・・・速過ぎたかな」
レイアップを軽々と入れたら、壁にぶつかりそうになった。ついうっかり本気で走りすぎた。だめだ、テンションが上がりすぎ。つぎは気をつけないと。
「っなんスか・・・?そのスピードは」
「・・・さぁ?ホラ黄瀬君、次そっちの番」
「・・・っ、絶対に入れるっス」
「まぁせいぜい頑張ってよ。・・・ま、あたしが得意なのはスティールもだけどね。」
ドリブルをしながらあたしを抜こうとする黄瀬君。
1度抜かせて、あとを追いかける。すぐに追いついてボールを突いた。簡単に黄瀬君の手を離れるボールを追いかけて、ゴール下でキャッチ。
・・・うん、いい感じ。このままなら黄瀬君は・・・。
「スピードがあるならゴール下で叩き落とせばいいんスよっ!」
そう言ってゴール下へ走っていく黄瀬君。
あたしの予想的中だね。
「あ〜残念。黄瀬君、あたしは中だけじゃないよ?」
そう言って3Pの構えになる。
体育館中がどよめいた。まさかあの場所から!?という驚きの声だろう。
黄瀬君も目を見開く。
「まさか、そんな場所から入るわけ・・・」
「それが入るんだなぁっ!!」
シュッ
高く高く、弧を描くボール。
誰もが息を呑んで見守る。(ま、見てない人も居るけど。・・・赤司君とか)
「黄瀬君には負けないよ。」
あたしがそう言った瞬間、ボールはゴールへ吸い込まれる。
体育館が揺れるほどのどよめきが起きる。
「あぁ、うるさいな。大げさなんだよ・・・」
「白崎、もう止めとけ。黄瀬はしつこいぞ?」
「・・・そだね。あぁ〜っやりたんない」
コートを後にするあたし。黄瀬君は立ちすくんでいた。
でも、黄瀬君は強くなるなぁ。そのうち負けるかもねぇ・・・。
「おい白崎」
「?なに緑間君」
「あのシュートは一体なんなのだよ」
「う〜ん・・・アメリカで師匠に叩き込まれたんだよねぇ。
あたしも気づいたら入るようになってたんだ。」
「うわぁ〜あれは厄介だよねぇ。中はその脚力で、外はあのシュート・・・白ちんとは1on1したくない〜」
「試合じゃあ、ダメだけど。あたし背ぇ低いから厳しいんだよね〜
紫原君の背、少し分けてよ」
「やだ〜白ちんは小さい方がい「杏奈っち!」
「ぅお!?」
ガシっと後ろから抱きつかれる。
おいおい、あたしを殺す気か!?重いから!
「ちょぉっと!重い!そして何?その杏奈っちって」
「尊敬する人にはっちを付けてるんス!」
「そんな事よりっ、重いってば!」
「杏奈っち、凄すぎっス!!速過ぎっス!!可愛すぎっス!!」
なんか3つ目おかしくね!?
っていうか・・・
「おも〜いっっ!!!!!」
肘を黄瀬君のお腹にお見舞いしてやった。