二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ〜天才少女〜 (14Q更新) ( No.157 )
日時: 2012/07/26 07:56
名前: ハルはる (ID: /ZfshGS3)


「高尾君・・・ね。覚えたよ」

「うれしーな。あのてん「黙れよ」

こいつ、天才って呼ぼうとしたな。
まじ覚えた。もう忘れん。

「ま、もうテツヤんとこ行けないと思った方がいいよ」

「え〜・・・困ったな」

なにこいつ、なんでニヤニヤしてんの?

ボール回りが、一気に良くなっていた。
シュートも、ホイホイ入っている。

「何?なに企んでんの?」

「・・・別に?なんでもないよ。これはまじで」

・・・ま、いっか。
そろそろスリー入れたいな・・・

「杏奈ちゃんも、うちのでっかいのには気を付けてね」

「?・・・っ!ちょっはぁ!?」

こいつ、どこから今パス貰った?
絶対死角だったでしょ。

急いでマークしなおそうとした。・・・でも。

誰か、すごくデカい奴があたしをピッタリとマークしてきて、思うように動けない。
でっかいのってこいつのことか!

「っ・・・、」

やっぱり、全中って強い人ばっかりだ。
楽しい。
ワクワクする。


あ〜・・・テツヤがまた・・・
しょうがない。

「大輝ボール!」

すぐにあたしにパスが回ってきて、一歩後ろに下がる。
モーションにはあえて入った。
多分相手はあたしの新技を警戒してるから。

・・・ほら、タイミングずれた。

あたしの手を離れたボールは、大きな放物線を描いてネットを揺らした。

「よし!」

強いけど、勝てない相手ではない。
けど、全力で。あたしは手加減はしない。





「高尾君、いまいちその目はよく分かんないけど、楽しかったよ」


そう、一言だけ言って、コートを出た。



98対49



あたしたちの圧勝だった。