二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ〜天才少女〜 ( No.46 )
日時: 2012/06/21 16:52
名前: ハルはる (ID: H1c8Uwl2)

第8Q  『風邪』

「っはぁっはぁっ」

なんか今日はいつもより疲れる。
息もすぐ上がるし・・・

「杏奈っちどうしたんスか?」

「ん〜・・・分かんない。今日はおかしいな・・・」

休憩に入りボトルの水を飲む。
なんかすごい苦い・・・?味がいつもより変だな・・・

・・・ていうかだるい。

「じゃあ次、ゲーム形式の練習するぞー」

ホワイトボードにチームが張り出される。
見ようと背伸びをするけど皆の背が高すぎてボードが見えない。

「敦〜、あたしどのチームか分かる〜?」

「ん〜」

隣にいた敦に頼んでみるものの、敦はこっちをじっと見つめて思い立ったように「あ」と声を漏らした。

「どうした・・・・のっ!?」

抱き上げられて高い高いの状態に。

「白ちん軽すぎ〜」

「ちょっと敦下して!!恥ずいっ!」

「こうすれば見えるでしょ〜?」

まあ、確かに見えるけど。
ふむふむ、あたしは征十郎と同じチームか。・・・って、ん?

「もう見えたから、おろして」

「え〜」

「下せ」

「ん。」

征十郎と同じチームってことは・・・シュート外したら・・・

「っ・・・と」

フラッと立ちくらみがする。
うん。風邪だね絶対。

「白崎?」

「げ。な、何?」

「ノルマ20点な」

「え”〜・・・」

「ん?」

「すいません。なんでもないです」

20点・・・ね、こんな状態でできる気がしない。
鬼だ、征十郎め・・・

「ん?」

「すいません!!」

って、心読んだ!?この人。

あ〜叫んだら頭痛い・・・。