二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ〜天才少女〜 ( No.59 )
日時: 2012/06/23 10:12
名前: ハルはる (ID: H1c8Uwl2)

第9Q 『病院と兄』

OO大学病院。
あたしはなんでここに来ちゃったんだろうか。

熱はまだ下がらず38℃後半をキープ。
今日で3日目。

「白崎さ〜ん」

待っていたら名前を呼ばれて、診察室に入る。

‘OO大学スポーツ医学部の白崎秀一’
困ったらここに行くようにとお父さんに言われていたのでフラフラと大学内を歩いていたら、だ。
どっかの優しいお姉さんがあたしをここへ連れてきた。

「お大事に」

な〜んて、ふざけるなってんだ。
あたしは兄ちゃんに会いに来たのに。振り出しに戻ってしまった。

まあ、しょうがないから診察は受けることにしたけど。

「あ〜・・・溶連菌感染症かもしれないですね。検査してみましょうか」

溶連菌?聞きなれない病名に、言われるがままに検査を受けることに。
長〜いめん棒みたいなので喉の奥をこすられた。

・・・地味に痛い。

「じゃあ、すぐに結果出ると思うからここで待っててね。」

先生の言う通り、すぐに結果は出た。
結果は‘陽性’

見事、人生初の溶連菌感染症にかかってしまった。

「保護者の方はいるのかな?」

「いえ・・・、兄ならここの大学のスポ医にいます」

「・・・君、白崎君の妹さんかぁ。じゃあ、白崎君呼んでくるから、それまで点滴うっておこうか。」

そうかそうか、白崎君の・・・
と呟きながら診察室を出て行く先生。

兄ちゃんのことを、知っているのだろうか。
・・・そんなに兄ちゃんって有名?

「こちらですよ」

あたしは点滴を打たれながら兄ちゃんの到着を待った。

「・・・眠い・・・」

結局、睡魔に勝つことはできず、眠ってしまったんだけど。