二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: inzmGOKS 《思考停止》 ( No.9 )
日時: 2012/06/12 13:25
名前: 風風 (ID: 3ZIdEbTb)


 「おはよう!今日も一年は早いな」
 「いいこころがけだど!!」
 「おっす!」

 一年軍団の着替えが一通り終わり、先輩たちをまつのみの時にやってきたのは、もうすぐ卒業で、残り少ない中学サッカーを過ごしている《三国太一》《天城大地》《車田剛一》だった。
 彼らも先程の一年と同じように着替え始めていた。


 「おはようございます」
 「おっはよーございまーす!!」
 「おはようございます...」

 それから、二年生で元キャプテンだった《神童拓人》。その後ろには《浜野海士》《速水鶴正》《倉間典人》《錦龍馬》《》《一乃七助》《青山俊介》《山菜茜》《瀬戸水鳥》たち二年生の姿があった。
 だが、そのメンバーをみたとたん。天馬は疑問に思ったことがあった。

 「あれ?神童さん、今日は霧野さんと一緒ではないんですか?」

 そう。いつもは誰よりも神童の隣にいて支えている《霧野蘭丸》の姿がなかったのだ。
神童もそのことについて疑問を持っていたらしく、「連絡はないから来るはずなんだが」と曖昧な返事をかわし、みなと同じくユニホームへと着替えていた。


 「すいません!!遅くなりました!!」
 「もぅ...だから遅れるっていったのに 」

 それから10分ぐらいが過ぎ、そろそろ朝練を始めようとしたときに現れたのは、先程の話題となっていた。霧野と雷門の制服を着て、楽しそうに微笑む1人の少女だった。

 「おはよう霧野。それと、隣にいるのは新入部員か?」

 「おいおい冗談はやめてくれよ神童、愛李アイリのことを新入部員って昨日頭でも打ったのか?」

 神童の問いに霧野は半分馬鹿にしたような苦笑いで、どうやら少女の名前は愛李と言うらしく、そんな彼女心配そうにみる。
 だが、彼女の方は何とも思っていないらしく、先程の微笑みのままで、神童のことを見つめていた。

 「いや、でも俺はそいつと初めてあったぞ?」
 「俺も、初めて会いました」 「僕もです...」

 「天馬と信助まで忘れたのか?狩屋、お前はわかるよな?」

 「愛李さんのことですか?当たり前じゃないですか」

 天馬の隣にいた狩屋は興味なんてなさそうに、両手を頭の後ろで組み素っ気なさそうな言い方で、霧野に返していた。

 「神童くんも天馬くんも信助くんも私の存在を忘れるなんて、ひどいですよ...まあ、忘れてしまったなら自己紹介を、二年のサッカー部、マネージャーて、一応MF(ミッドフィルダー)の《帝多愛李テイタアイリ》です。三人ともよろしくね」


   その少女の微笑みは本物か...