二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼 最初で…… ( No.19 )
- 日時: 2012/06/12 23:00
- 名前: 杞憂 (ID: LkHrxW/C)
人斬り集団新撰組。
あたしと千鶴は今
その人達が暮らす屯所の部屋の中にいる。
あの時、千鶴を人質に取られたあたしは
彼らの命令に従うほか
何も頭に浮かばなかった。
純粋な彼女に傷をつけてほしくない。
巻き込んでほしくない。
その一心であたしは
「屯所に来い。」
という命令に従った。
ポフッと柔らかい布団の感触。
最近ずっと野宿だったから
布団の暖かさが身に染みる。
「夜が明けるまでそのままでいてね。
血染めの化け物さん。」
緑色の目をしたムカつく男がそういった。
あたし達を縛った
斎藤と総司と呼ばれる男がさったあと
あたしは布団から起き上がり
着物の裾から隠し刀をとりだした。
そして、開閉程度は出来る手に刀をはさみ
刀身を振って鞘を抜く。
後ろで縛られた腕の縄を斬らないように
慎重にほどき、
自由になった手で足の縄もほどく。
するとまだ半刻も経っていないのに
あたしの手足は赤い縄の痕がついていた。
あの総司ってやつ思いっきり縛りやがって…
ホントにいちいちムカつく奴だ。
赤い縄の痕がある手で
口にはめられた猿ぐつわを取った。
あたしの隣で
ややこしい状況になったことを知らない千鶴が
縛られたまま布団の中で寝息を立てている。
あたしは千鶴の縄を解き、
猿ぐつわも取ってやった。
あたしのとは違って常識のある縛り方。
千鶴を縛ったのが
あの男じゃなくて良かった。
ふぅっと一息ついて、壁に寄りかかる。
隠し刀はもとの場所にしまった。
縄をわざわざ切らずにほどいたのは
刀を持っていたと言う事実を隠すため。
あともう1つ理由があるとしたら
ムカつくあいつに嫌みを言うため。
さすがにやられっぱなしは
我慢できないしね。
鉛の雲は空から消え
降り積もった雪が月明かりを反射させ、
夜の世界を
ほんの少し、ほの白く明るくさせていた。
殺風景なこの部屋は
白銀の外の世界から
障子一枚でしか区切られていないため
冬の寒さをもろに中へと伝える。
だが、野宿だったあの時の
身を裂くような凍てつく寒さに比べれば
いくらかましだった。
やっと一段落つき、落ち着いたあたしは
頭の中で渦巻く疑問と向き合った。
あとがき−ーーー
こんばんはですm(__)m
最近
私は授業中ずっと
先生の話を聞かずに小説書いてます。
ヤバいと思っているけどやめられない…
これは短所なのでしょうか(((・・;)
さて
最近どんどんグダグダになっていく私の文章。
いつか暇な時修正します。(--;)
これからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m
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