二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナクロ〜なくしたくない物〜番外編更新中&700越え ( No.81 )
日時: 2014/06/22 11:07
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: k9pS0/Ff)

☆番外編☆第四話   「影山輝登場!?」          短いです、今回は



ひまわり幼稚園にて。
風花はヒメユリ組の教室で、仲のいい小雪と話していた。

「でね、友撫ちゃんっていう子がきてねっ。」
「へえー。そんなに好きなの? 友撫ちゃんって子。」
「だあい好きだよ。あ、でも、小雪ちゃんも好きだからねっ。安心して。」

風花はあわててそうつけたすと、小雪はクスクスとわらっていた。

「え、なんでわらうの?」
「だって、おもしろいし……。ていうか、安心できないし。それより!」
「な、なにさ。」
「もうあたし韓国代表だった涼野風介さんと南雲晴矢さんのアレがもうっ……!」
「こゆちゃん、それは、べつのカキコの内容だよ?」
「てへぺろ☆」

小雪はぺろっと舌をだしてそういったが、風花のしぶい顔を元にもどすことは、とうていできない。
が、そのとき。

「もー。風花ちゃんったら、なんて顔してるのー。」

そういいながら風花の背中をぽんっとたたいたのは、年長さんで、となりの組の萌とちぐさだった。

「あっ、ちぐさちゃん、萌ちゃん!」
「なんでふたりがいるのー?」
「いいこと教えてあげるよ〜。なんとね。」
「ヒメユリ組に、新しい子がくるんだってさ。」
「ええっ!?」

ヒメユリ組に、ふたりの声がこだました。みんなは自分たちでキャッキャとはしゃいでいて、あまり気にしていないようすだが、ちぐさと萌、小雪は、思わず耳をふさぐ。

「ちょっとぉ、風花、声大きいよ。」
「風花ちゃんおどろきすぎでしょ。でも、楽しみなんだよね。」
「すごい、すごい、すごーい! 風花すごく楽しみ! ちぐさちゃん、もっとなにかないの?」
「んー、園長先生がいってただけだから、わかんない。」
「えー……。」

風花はがっくりと肩を落とした。もうすこしなにか知りたかったが、知らないとなればしかたない。

「しかたないよねー……。」
「まあね。ちぐさちゃんと萌ちゃんだって、スーパーコンピューターじゃないしね。」
「こゆちゃん、いまなんていったの?」

風花がききかえした、そのとき。

「みんな、ちょっときいて! あっ、ほかの組の子は、もう自分の組に帰ってね。」

といいながら、先生が入ってきた。

「みんなに紹介するわね。入っておいで。」

先生にいわれて、とびらから入ってきたのは……。

「この子は、影山輝くんっていいます。みんな、仲よくするのよ。」
「はーい。」
「よろしくね。」

そういってにこっと、輝はわらった。