二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと過去の追憶 ( No.57 )
日時: 2012/06/30 01:36
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

朝の会が終わり、ルークと私は後ろの席に座っているバンと話していた。

「俺は山野バン、よろしくな!」
「そうか、君が山野バンか・・・前からLBXプレイヤーとして勝負してみたいと思ってたんだ」
「うん、俺も・・・北米エリアチャンピオンの実力を見てみたいと思ってたところさ」

2人の会話を聞いていた私はストップをかけた。

「ちょっと待った、バン」
「あー? なんだよ・・・」
「ルークとは昨日会ったのよね」

ルークとアイコンタクトを取って頷いた。
バンは目を丸くして驚いた。

「昨日会ったって・・・どういうことだよ?」
「それが・・・」

昨夜、部活の帰りにヒロが不審な男に狙われていたところを見かけて、危うくスタンガンでやられそうになったその時に蹴りで弾き飛ばしたこと、そいつと対峙して止めるのに躊躇いながらもやられそうになったときにルークが現れて助けに来てくれたことを話した。

「ヒロが狙われていただと・・・?」
「ホントだよ。僕も最初は驚いたけど、ヒロの幼馴染の子を狙っている可能性が高いと見て判断したんだ」
「そうだよね、ルーク!」

どう見ても怪しい・・・あの男、何か理由がありそうね。
バンが私を見て言った。

「ルークもそいつに会ってるみたいだし、この事は直井さんに相談してみた方が良さそうだな」
「直井さん?」

ルークが思わず首を傾げたので、私が説明した。

「ヒロの知り合いなんだけど、警視庁の捜査一課で働いてる若い男の刑事さん。結構良い人だから話しやすいわ」
「ただ、直井さんもこの事件に関してはまだ分からないことが出てきそうだよな」

バンが腕を組みながら溜息をついた。
確かに謎はますます深まるばかり・・・何でヒロを狙っているのか?