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　　　　　　　　　　　第二夜　-何故-


卦尹said



卦「中国支部にも行ってやれ」
ア「え?」
卦「無事な報告と教団との連絡だ」
ア「は・・・はい!!」

・・・もやし、顔がスッキリしてる

由「私・・・残るね」
ア「え?行かないんですか?」
由「火星がいないから・・・」
リ「・・・わかったわw先に行ってるからね」
由「うんw」


由「・・・え?」
ティ「惑星達は亡くなったよ。私達をかばってね。・・・申し訳ないよ」
由「そんな・・・。・・・最後に・・・最後に、何か言ってませんでしたか?」
ティ「''太陽様に伝えてくれへんかの。わい達は幸せやった。って''・・・だったよ」
由「・・・ありがとうございます」

由尹、悲しいだろうな
もう涙目になってるぞ
・・・言った方が良いかな
惑星が・・・死んだ理由

卦「由尹」
由「?何?ww」
卦「惑星は・・・お前に吸収されて死んだんだ」
由「・・・え?」
卦「それが惑星の運命だった。理由はわからないけど」
由「・・・そっか。ありがとうw教えてくれて」
ア「由尹〜卦尹〜幸太〜!!本部に帰りますよ〜!!」
由「あ、今行く〜!行こwお兄ちゃん」
卦「・・・ああ」

由尹、もやしに似てきたな
本当は辛いのに・・・笑顔で振舞う
方舟は久しぶりだな
・・・教団・・・か・・・・・・・・・

全「おかえり!!」
全「ただいま!」

みんなから歓迎された
その後、もやし達は治療へ
アイツも大変だな

リー「卦尹」
卦「!!」

俺の腕を掴んだリーバーの手が、暖かく感じるのは何故?
敵なのに、会えて嬉しいという感情が湧き出るのは何故?
みんな、ノアの俺を優しく歓迎してくれるのは何故?
俺を暖かい眼で迎えてくれるのは何故?
敵なのに・・・嬉しいのは何故・・・?

リー「おかえり。卦尹」
ジ「おかえり!!卦尹ww」
卦「・・・・・・・・・ただいま」

それは
俺がコイツらの仲間だから。家族だからか
いつの間にそんな感情が染み込んでたのだろうか
ほんの少ししかいなかった教団なのにさ
何故だろうな

由「お兄ちゃん!!」
卦「?」
由「お誕生日・・・おめでとうww」

由尹は覚えてくれていた
俺の誕生日を

卦「・・・ありがとう」

今・・・多分笑えなかったな
次笑える機会があるならば
その時はちゃんと笑えるようにしておこう

??「澤羅卦尹ですね?」
卦「?ああ」
??「皆さんは仕事に戻りなさい」
全「は・・・はい!!」

科学班を動かせるって事は
相当な権力持ってるぞコイツ

??「貴方には今から・・・異端審問にかけます」
全「・・・え!?」
卦「・・・」

どうやら笑えるときは
来そうにないな