二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 其の五 【春は恋の季節?私万年恋の季節だよ?】 ( No.21 )
- 日時: 2012/07/15 22:10
- 名前: ナル姫 (ID: 0M.9FvYj)
【from伊佐那海side】
「フフフーンフフーン♪」
私はスキップしながら学校に向かった。だって今日から才蔵と同じ学校の一年生だもん!!
門を通って中に入った。
瞬間。
「おはようございます…一年生ですね」
声を掛けられた。後ろを見てみると凄く肌が白くて綺麗な人がいて…。
「あ、はい!伊佐那海と言います!」
その人はなぜか私をじっと見つめる。特にスカート。特に、スカート(大切な事だから2回)。
「…あの?」
「……スカートが短めですね」
「えぇえ!?認められません!何にもしてないです!」
叫んだ時に丁度良く才蔵が来た。
「?何やってんだ伊佐那海?」
「才蔵〜!!この人がスカートが短いって…」
「…アナじゃあるめぇしお前はスカート折らねぇよな?」
うんまあ確かにアナは折るよね、うん。
「……そうですか。失礼しました…ですが、貴方はちゃんとネクタイを絞めてください」
そう言うとゆっくりと昇降口まで行ってしまった。もう…何だったの?
「才蔵ありがとー!もう入学初日で目付けられて夢なら覚めてほしかったよ〜綱渡り気分だった!」
「綱渡り気分て…巡音ルカかお前は。他人の不幸は蜜の味か」
「あ、分かってくれた?」
さっすが才蔵!やっぱり私と才蔵は以心伝心、繋がってるみたい!
「にしても、どこのクラスの人間だ?あいつ…」
才蔵は不機嫌そうに昇降口の方を見詰めていた。
「そんなことより才蔵!」
「ん?」
「他人の不幸は蜜の味って、才蔵は私の不幸が蜜の味なの!?」
「は?」
「だって言ったじゃん」
「あれは歌詞の一節だし…つ、つか!」
そう言うと才蔵は私の頭の上に優しく手を乗せてくれた。
「…お前は…他人じゃねぇ…だろ」
「才蔵…」
「オラ、もう行くぞ!遅刻する!」
「うん!」
そうして私と才蔵は一緒に昇降口まで歩いていった。
→次の回で、珠様がたくさん出ます。
才ちゃんがツンデレ化しました(爆)