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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 其の七 【今年の一年は訳が分からんのが多い】 ( No.28 )
- 日時: 2012/07/22 13:03
- 名前: ナル姫 (ID: tBS4CIHc)
【from甚八side】
「あー…かったるいなぁベロニカ」
今日は久しぶりの学校だ。昨日は来なかったが流石に入学式には出やがれと朝電話が掛かってきたため渋々ながら登校。その時、後ろから金髪爆乳が。
「あら、学校来るのね。久し振りね甚八」
「おぉ、アンタか。学期始めからバリバリスカート折ってるな」
話しながら昇降口に向かっていると、人にぶつかった。
「あ、悪い」
「あ…いえ」
「…一年だな?」
「はい…雛罌粟と言います」
「コクリコ?」
「『ひなげし』とかいて『こくりこ』です……意味、分かりますか…?」
アレ?俺相当馬鹿にされてる?
「分かるけどよ…」
「あ…良かった。では」
言い残して、そいつは早足で昇降口に向かった。アナが、女の子?と疑問を口にしていると、次はなんと後ろから。
「いた!!」
いや俺が痛いわ。
…つかまた一年か。
「す、すいません…」
「や、別に」
そう言うと、その後ろから弁丸が駆けてきた。
「あ!いた!奏!ってアレ?アナと甚八!」
「何だ、知り合いか?」
「奏とはさっき知り合ったんだ!」
さっき知り合って何で今別々に登校してんだこいつらは。
「奏っていうのか、お前」
しかし弁丸、入学初日から女子と登校とは中々やるな、餓鬼のくせに。
「はい…」
奏って奴は俺のベロニカをじっと見ている。
「グルル…」
「ヒッ!?」
「安心しな。コイツは噛まねぇ」
ベロニカを撫でると、気持ち良さそうに喉を鳴らした。
「ったく!度胸ないなぁ奏!男の癖にさ!ほらもう行こう!」
…何気無く発せられた言葉に俺とアナは暫くフリーズしていたに違いない。
「「…男…?」」
なんか変なのが沢山入ったようだ。
→散々待たしてこのクオリティー…すいません。
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