二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

其の八 【私の辞書に『失礼』なんて載ってない】 ( No.29 )
日時: 2012/07/26 13:49
名前: ナル姫 (ID: mlAvlERx)

【from伊佐那海side】

才蔵と別れて教室に向かった。私はA組。
「あったあった」
中に入ると、結構皆席に着いていた。隣の人と話している人が多い。私の両隣の人はまだ来てないみたい。早く来ないかな!と思っていると。
「おはようございます」
後ろから声をかけられた。隣の子みたい。印象いいなぁ。
「おはよう!私、伊佐那海!呼び捨てでいいよ。貴方は?」
「…えっと、僕は…雛罌粟…」
「コクリコ?」
「『ひなげし』って書いて、『こくりこ』…よろしく」
「ふーん。雛罌粟って呼んで良い?「
「うん」
「ありがとう!よろしくね雛罌粟!」
やった!早速友達できた!嬉しいなっ!
と、続いて右隣。
「おはよう…ございます…」
私は声が下方向に振り向いた。そこには可愛い…男の子?かな?がいた。
「おはよう!お名前は?」
「奏…愛洲奏」
「私は伊佐那海。よろしくね奏君!奏って呼んで良いかな?私は伊佐那海でいいよ」
「うん、勿論…」
「ありがとう!」
よし!これで二人目!あとこの学校にはアナもいるし、佐助、幸村先生、甚八さん、筧さん、鎌之助、弁ちゃん、六郎さん、お兄ちゃん、そして何より才蔵がいる!
それにしても…私の両隣もいい人だなぁ。雛罌粟は礼儀正しい感じがするし、奏はすっごく可愛いし。女の子と間違えちゃいそう。
あ!そうだ!
「ねぇ奏、これあげる!」
「え?」
お花の髪飾りをあげた。
「…………(汗)」
「はは、可愛いよ奏!」
「…僕男の子だけどね」
「知ってるー♪」
ちょっと遊んでみたいんだよね♪
「うわぁ伊佐那海極悪…」
雛罌粟に言われちゃったよ。
「えへへ。でも可愛いでしょ?」
「まぁね…」
兎に角私の学校生活、良いスタートが切れたようです!