二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

其の二 【我は断じて馬鹿じゃない】 ( No.4 )
日時: 2012/06/29 20:36
名前: ナル姫 (ID: 9IMgnv4t)

【from佐助side】

我と幸村先生、深き縁がある。何かと言われると色々あって言えぬが、幸村先生の言う使命なら果たす。我はその覚悟。
故、才蔵が何を言おうと、我はやる。
「おい佐助!」
「?」
「お前よく引き受けたな。俺でも断るぜ」
「幸村先生、我信じる。故、我やる」
……?何故才蔵は頭にクエスチョンマークを浮かべているのだ。
「…今の『幸村先生、我信じる』は、お前があのオッサンを信じてんのか、オッサンがお前を信じてんのか良く分からねぇんだけど…」
「前者」
「頼むから助詞を入れてくれ。分からねぇから」
…何故だ。何故わからない。我が異常なのか、こいつがバカなのか。…まさか、我が異常な訳がない。
悶々としていると、鎌之助が来た。
「よぉ!三人同じクラスだな!」
「あー…そーだなー」
テンション低っ!!
しまった。我としたことが突っ込んでしまった…。
その時。
「私以外はBか」
六郎登場。
「よお」
「久し振りだな、佐助、才蔵、鎌之助」
ここでこの空気を壊すのがクラッシャーの。
「つか次の時間何すんだ?」
鎌之助。彼はいつの間にかポケットから小さなナイフを取り出し穴に指を入れてくるくる回しながら話していた。銃刀法…ギリギリ…てゆうか怖っ。
「次はミーティング。自己紹介とかな」
「めんどくせぇな」
何もかも面倒だろうお前は。
「佐助お前委員ならオッサンに訴えて自己紹介なくせよ」
「我、そんな権利無。大体そこまでする意味なし」
「その通りだな…うん」
鎌之助が納得したわりにはガッカリしている…。だが諦める才蔵ではなかった。
「良いじゃねぇか!言って来いよ!」
なんなんだこいつは。馬鹿?馬鹿なのか?
「…なんだその目?」
「…別に」
「別にじゃねぇだろ!!明らかに俺を蔑んでいるだろうその目は!?この馬鹿!!」
「我、断じて馬鹿ではない」
…はずだ。