二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

其の二十二 【定春君じゃないんだから】 ( No.48 )
日時: 2012/09/29 14:06
名前: ナル姫 (ID: kNT/0mRe)

【from甚八side】

才蔵たちから事情を聞いてしまった俺たちはきっともうこのパーリーの一員だろうな。
「…で、その女を見失ったわけ…か」
「あぁ…」
…佐助…お前の気持ちわかるぞ。こいつら、馬鹿だ。
「取り敢えず、そのローファーの持ち主探したほうが良いんじゃない?」
アナスタシアが呆れつつも言う。まぁそうだよな。
「だが如何様にして」
佐助が戸惑っていう。すると多分この中で一番頭が弱そうな鎌之助が口を出した。
「簡単だろ!ここにこんな立派な豹がいるんだからな!」
待て待て待て待て?ヴェロニカは猫科の動物だぞ?犬じゃねぇぞォォォォォォォ!!!?
「ヴェロニカにはできないよ。訓練受けてないもん!」
伊佐那海、そこじゃねぇだろ?それ以前の問題だろ?
そんな俺の心境を汲み取った…えっと…あ、コクリコが、伊佐那海の頭を軽く叩いた。
「伊佐那海…この子どう見たって猫科の動物でしょ。匂いを嗅いで持ち主見つけるとか無理だよ」
「チェー」
そうそう定春くんじゃねぇんだから。