二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂—白夜叉と黒夜叉—オリキャラ募集締めきりました!— ( No.71 )
日時: 2012/10/06 18:24
名前: ARISA ◆05Q6suVuis (ID: i.GXPZeR)

○12話

黒雷卯月こくらいうづき
一番隊隊長補佐にして諜報員としても暗躍している、ふと現れた者だ。
入ってきたばかりの頃はその能力から疎まれていたというのもあり、隊で浮いていたが、人気者(?)の麻那歩まなほ達が声をかけて仲良くなっていくうちに、いつの間にか打ち解けていたのだ。
上司からの(主に近藤)信頼も厚く、優秀な隊士として見られていたある日。

「卯月は、どっかに行っちゃったんだよ」

この言葉を聞き、凛は少しだけ驚く。
だがそれに構わず、麻那歩は話を続けた。

「本当に、いつの間にか。オレ達に何も言わないで、突然消えたんだ」

そう言う麻那歩の表情はとても悲しそうだった。
他の二人の同様。美鶴みつる美月みづきも、麻那歩と同じ表情をしていた。

「卯月も、バカだよな。脱隊したら、どうなるか分かってんのによ……ッ」

真選組の、鉄の掟。局ヲ脱スルヲ不許、というものがある。
簡単に言えば、脱隊をすればただではおかない———と言うものだ。
それを分かっていて、卯月は脱隊をした。

「————今、どこで、何やってるんだろうな。卯月の奴……」

麻那歩はベランダ(?)に出て、空を見上げる。
彼女たちの表情とは真逆なほどに空は、青く澄んでいた。雲も浮かんでいない、完璧な晴天。

「本当……。どこに行ったんでしょうね」

麻那歩に続き、美月も呟いた。美鶴は呟きはしなかったが、哀しげに笑った。
そしてそのまま沈黙が降りる。
空はとても明るいのに、この部屋だけは暗く見えた。

「おーい、今帰ったぞ〜」

そんな雰囲気の中で銀時一行が帰ってきたようだ。
部屋に入ろうと障子を開けたが、開けて2秒ですぐ閉めてしまった。

「失礼しましたああああああ!!!」

そういいダッシュして玄関へ走っていく銀時たちを凛たちは、

「ちょ!銀時。何故逃げる!!」

といい、追いかけていった。


☆  ☆  2分後  ☆  ☆


流石は現役真選組隊員と黒夜叉、と言うべきであろうか。
銀時たちの健闘も虚しく、彼らはすぐに凛たちに捕まった(といっても、すぐに捕まってしまったのは銀時に置いていかれた新八と神楽だけで、銀時は2分くらい頑張って逃げた)。

「まったく!なんで逃げるんだか………」

麻那歩はソファに座って溜息をつきながら正座をしている銀時を見た(その時新八達は、昼ごはんの準備をしていた)。

「本当だよね……、全く。オレ達が何をしたっていうんだか……」

「万事屋、見損なったよ」

「最低」

「そんなにきっぱり言わないでくださいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!」

3人にまとめて毒舌を吐かれた銀時は、我慢できなくなり、遂に叫んだ。
その目には涙が浮かんでいた。
女子3名(男子の格好している者1名、女子1名、見た目女子の者1名)は悪びれた様子もなく、むしろ楽しんでいるように鼻で笑った。

「ちょっとお前ら!楽しんでるよね?絶対に俺のこと苛めて楽しんでるよねえええええええ!!?」

さすがは、銀時。感が鋭いな、と凛は銀時たちには気にせずに、ベランダ(?)に出て思っていた。
だが凛は、ふと思い出したように銀時に話しかける。

「そうだ、銀時。例の依頼者の人との話はどうだった?」

すると銀時は「あぁ」と呟き、こう言った。




「何だか知らねぇけど、刀預かっててくれって言ってたぞ?」




ほら、この刀。と言ったその言葉までは届かず、刀にだけ目が行っていた。
他の人には見えないのだろうか。この刀は金色のオーラを放っていた。


『ねぇねぇ、晋助。江戸に探し物って、何探してるの?』

『金色に輝く刀……を、な』

江戸に来る時の高杉とのやりとりを思い出していた。
まさにこの刀は、金色に輝いている。


(それじゃあこの刀が………)

晋助の探している、刀だ。




はい、こんばんは。ARISAです。
テスト期間なのですが、こっそりと小説書きました←
親がいない間に書いていたので、かなりgdgdです(´・ω・`)
前のgdgdだったのが更にgdg(((

とりあえず、ようやく戦いに向けて行けそうです。
凛は、高杉と銀時。どちらにつくのか、という点でも少し悩んでいます。
もういっそのことどっちのルートも書いちまうか!?とか思ってたりしてまs(((阿呆