二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.100 )
- 日時: 2012/08/24 18:33
- 名前: 黎 (ID: b92MFW9H)
「うわああああああああああああああああッ!!!!」
「まってよみどち〜ん。」
全速力でどこかに走る緑間をいつもの調子で追いかける紫原。
こんな人の多いところで奇天烈な行動をしている2人に人々は視線を2人に移さないわけはない。
「テツ君のほしい本も買えたし…次、どこに行く?」
「えー・・・と。」
黒子はバニラシェイク、桃井はアイスを食べながら次行く場所を考えながら食べる。
そこへ、ちょうど、光の速さで緑間と紫原が走って行った。
「黄瀬めえええええええええええええええええええええええっ!!」
「みどちんつかれた〜。」
新幹線以上の速さだったが、黒子と桃井はなんとかその姿を見ることができた。
「…桃井さん。2人を追いかけてみませんか?」
「…いいよ!もう行く場所もないしね!」
桃井は二カッと笑って黒子に言った。
黒子も満足したように笑った。
「…それじゃあ行きましょう。」
「うん!」
2人は緑間と紫原を追いかけた。
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「萌香。疲れたからあそこのカフェで休憩しよう。」
「…先に行っててくれ。私はちょっとトイレに行ってくるよ。」
萌香はにこっと笑いながら自然にトイレに行こうとすると・・・。
「…とか言いながら着替えるつもりじゃないだろうな?」
「う・・・・。」
がしっと赤司に腕をつかまれ、萌香が思っていたことを言われてしまった。
「…だってこの服着るとみんなじろじろこっちをみてくるんだ・・・。」
萌香は顔を赤くしながらもじもじした。
赤司はあたりを見ると確かに老若男女は萌香を見ては顔が赤くなっていた。
特に男どもは見とれていて、食事なんて口につけていない。
「…にあいすぎるのも罪とはこういうことか・・・。」
「…やっぱ着替えてきていいだろう?」
「だめだ。」
やっぱり即答されてしまった。
萌香はしぶしうあきらめると、2人はカフェの椅子に座った。
「ココアください。」
「コーヒー1つ。」
「かしこまりました。」
萌香は顔を下に向けたままだった。
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「よしっ!いいッスよ赤司っち!萌香っちをきがえさせないでくれッス!」
「まったくこの変態が・・・。」
「鼻血出しながら言ってる青峰っちには言われたくないッス。」
あの後、青峰は黄瀬のティッシュの治療の甲斐もあって何とか復活した。
「ポロリしろ。萌香。」
「青峰っちのほうが変態じゃないスか。」
黄瀬はあきれ顔でGPSから青峰に視線を移す。
「黄瀬ええええええええええええええええええええっ!」
「えっ!?」
ガッといきなり黄瀬は緑間に胸元をつかまれた。
「なんなのだよ!あの不愉快極まりないGPSはあッ!?」
「緑間っち!落ち着いてッ!」
「落ち着けるかあッ!」
ギャーギャー騒ぎだした黄瀬と緑間。
「あー。まにあわなかったあ〜・・・。」
紫原はマイペースにお菓子を食べながらこっちへ歩いてきた。
「おまえら、さつきんとこじゃなかったのかよ?」
「みどちんがこわれたからしかたなく〜・・・。…後、赤ちんのじゃまできるし・・・。」
「…お前、黒いな。」
青峰はあきれ顔で紫原を見る。
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「ん?」
「…どうしたんだ?征十郎?」
(あいつら…?)
赤司は外で騒いでいる4人を軽くにらんだ。
「萌香。ちょっと外に出てくるよ。」
「…?ああ。」
萌香は少しキレ気味の赤司の背中を見送った。
「青峰っちもとめてくださいッス!」
「うっせーな…。おッ!マイちゃんの写真集。」
「覚悟しろ黄瀬!」
「トッポたべたい〜・・・。」
ギャーギャー騒ぐ4人に赤司はずんずん接近していく。
赤司はカフェの外に出た瞬間怒りをあらわにして4人にこう言った。
「おまえたち…なにをしてるんだ…?」
一瞬で騒ぎは収まった。