二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ ー白銀の女神ー ( No.174 )
日時: 2012/09/02 15:35
名前: 黎 (ID: 6Bgu9cRk)

「・・・・・やばいです。迷ってしまいました。」
 キセキの世代のシックスマン、僕、黒子テツヤは黄瀬君と桃井さんに対して無自覚でミスディレってしまったようです。
 そのせいで交差点の中央で立っているという状況になってしまいました。
 ・・・やばいです。まじで。
『真っ黒黒子出ておいで〜出てこないとめーだまをほーじくーるぞー』
 こういう風にMr.ヘタレ黄瀬君と桃井さんに某ジプリの曲で探されたらどうしましょう。
 黄瀬君に言ったあだ名の立場がなくなってしまいます。
 一生の恥です。
 これからのあだ名が真っ黒黒子になってしまうだなんておてんとうさまが西から東へ上ること以上に最悪なことです。
 そんなあだ名ジプリで十分です。








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あ〜あ…。あのかわいこちゃんと金髪ピアス君殴って放置しちゃったけどあれでよかったんかなあ…。後で兄さんにおこられたくないなあ。」
 海馬は気絶している萌香を担ぎながらつぶやいた。
(あれは・・・。)
 黒子はこっちを歩いてくる海馬をじっと見つめた。
 そして、すれ違ったが、海馬は黒子に気付かなかったのか素通りしていった。
 そして、海馬が落してしまった何かのチップを拾い上げると黒子は、
「…萌香さん!?なんでかかえられて・・・。」
 そう言いかけた瞬間自分から10メートルほど前に倒れている黄瀬と桃井を発見した。
「黄瀬君!?桃井さん!?」
 黒子は急いで駆け寄った。
「急いで救急車・・・ッ!」
 黒子はケータイで救急車を呼びだした。







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 プルルルルル。
 何も進展のない赤司達の沈黙の間に青峰のケータイが鳴った。
「だれからなのだよ。」
「テツからだ。」
 ピッと青峰はケータイに出る。
「どうした?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?なんでだよ!?」
 突然大声を上げた青峰にみんなの視線は集中する。
「どーしたの〜。峰ちん。」
「・・…萌香たちのことか?」
 赤司はにらにつけるように青峰に聞くと青峰はうなづいた。
「テツがよ…。道端で黄瀬とさつきがたおれてたからいま病院にいるって…!」
「…・・ッ!」
 その唐突な言葉にみんな驚きを隠せなかった。
「…まず、病院に行ったほうがいいんじゃない?」
 紫原の言葉にみんなはうなづいた。








—ーーー白銀兄弟アジトーーーーーーーーーー
「にーさーん。つれてきちゃったー。」
 と、言いながら海馬は萌香をベッドに下した。
「…何か刃向ったのか?」
「んー。なんてゆーか逃げちゃったから捕獲しちゃった的な?」
「…オレは様子を見るだけといっただけだぞ。」
「まーそうだけど。後で面倒になってもこまんじゃん。どうせ連れてくる予定だったんだし、いいじゃんか。」
「…まあ仕方ない。」
 海東はため息をついた。